出版社内容情報
灰色うさぎのグレー・ラビットは、大うさぎのヘアとりすのスキレルと暮らしています。森のはずれの小川にあつい氷が張る季節。グレー・ラビットは少し多めにサンドイッチをつくり、三匹はスケートに出かけました。グレー・ラビットは帰ってきた時の食事の用意も万端です。かわねずみのウォーターやもぐらのモールディも加わり、皆でスケートをしました。楽しい時間はあっという間。また明日、と家路につき、三匹は家の中のありさまを見てびっくり!すてきなごちそうが、たいらげられ、部屋は汚れています。そしてその犯人は、スキレルのベッドで高いびきをかいている、大ねずみのラットです。こらしめなければ!と三匹は決心します。おなかいっぱいで眠り続けるラットのしっぽを絶対にほどけないように結び、ドンドン、ジャンジャン音を鳴らして起こしました。ラットは驚いて家を飛び出します。ラットは走って逃げながら、しっぽの結び目に苦しめられ、すっかり困ってしまいました。一方、三匹の家には、思いがけない訪問者がいました。ラット客の話を聞いた、モールディとウォーターがごちそうを持ってきてくれたのです。なんてすてきな友達でしょう!ごちそうを食べ、ワインを飲み、歌をうたい語り合いながら、皆が幸せな気分でした。(編集企画室 U・A)
およそ7~8才から
著者等紹介
アトリー,アリスン[アトリー,アリスン][Uttley,Alison]
1884~1976。イギリスの田園地帯で生まれ、子ども時代を豊かな自然のなかで過ごす。大学で物理学を学び、女子校で理科を教える。1929年に、グレー・ラビットのおはなしの最初の作品を発表し、以後、このシリーズは30冊を数える
テンペスト,マーガレット[テンペスト,マーガレット][Tempest,Margaret]
1892~1982。イギリスに生まれる。子ども達のための絵画教室をひらきながら、絵本・こどもの本の仕事を続ける
じんぐうてるお[ジングウテルオ]
1932~。長年、児童文学の評論、英米児童文学の研究と翻訳にたずさわる。青山学院大学、白百合女子大学で教鞭をとる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひな
kiki
うまま
ゆかりご飯
のん@絵本童話専門
-
- 和書
- 特定保健指導マニュアル