内容説明
幾何学はどのようにして生まれ、発展したのか。エジプト王アマシスの「誰か、あのピラミッドの高さを測れ!」の命令にこたえ、見事に測ってみせたタレス。地球の周囲を、あっと驚く方法で計算したエラトステネス。幾何学の素晴らしさ、おもしろさを紹介しながら、エジプト、ギリシアから永遠の都ローマへと巡ります。世界遺産の地へ数学旅行作家・仲田紀夫先生の案内で、出発です。
目次
1 エジプトはナイルの賜
2 ピラミッドの謎
3 光と影の測量
4 パルテノン神殿の敷石
5 ウソかマコトかの会話
6 この門に入るを禁ず
7 図形学から幾何学への道
8 最初の地球測定法
9 この円を踏むな!
10 “幾何学”のその後
11 有名幾何学問題
著者等紹介
仲田紀夫[ナカダノリオ]
1925年東京に生まれる。東京高等師範学校数学科、東京教育大学教育学科卒業(いずれも現在筑波大学)(元)東京大学教育学部附属中学・高校教諭、東京大学・筑波大学・電気通信大学各講師。(前)埼玉大学教育学部教授、埼玉大学附属中学校校長。(現)『社会数学』学者、数学旅行作家として活躍。「日本数学教育学会」名誉会員。「日本数学教育学会」会誌(10年間)、学研「みどりのなかま」、JTB広報誌などに旅行記を連載。NHK教育テレビ「中学生の数学」(25年間)、NHK総合テレビ「どんなもんだいQテレビ」(1年半)、「ひるのプレゼント」(1週間)、文化放送ラジオ「数学ジョッキー」(半年間)、NHK『ラジオ談話室』(5日間)、『ラジオ深夜便』「こころの時代」(2回)などに出演。1988年中国・北京で講演、2005年ギリシア・アテネの私立中学校で授業する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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