内容説明
現在、わが国の教育の主流が教師主導の一斉指導で占められているのに対し、愛知県新城小学校では、教師の発言・発問の量を半分以下に減らし、子どもの発言を中心とした活力あふれる授業方式を試みている。本書では、この新城小の実践成果をもとに、授業における子どもの発言の量と質の高め方、1人ひとりに根ざした授業の指導案と単元構想の立て方、授業の進め方、授業研究のシステム化の方法などを具体的に詳説。個性的な授業と学校の創造をめざす、まったく新しい実践書である。
目次
序章 動く子どもを育てる―だれにでもできる授業
第1章 ヤル気を育てる―個の確立
第2章 50パーセント発言をめざして―「朝の会」を中心に
第3章 子どもの側に立つ―教師の挑戦
第4章 子どもが生きる授業―ふだん着の授業から
第5章 周辺的事項の整備―授業を強くするために
終章 新城小の実践をめぐる考察―問題点と今後の課題
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- 和書
- 島崎藤村研究 第6号