内容説明
講師の話を聞くだけでなく実際にその場で制作活動を行い、互いに楽しみながら学び合うことができる「制作活動型ワークショップ」や、教育活動の中で生じる課題の解決に向けた取り組みを効果的に考え合うことができる「課題解決型ワークショップ」の準備と当日の進め方を、具体例を交えて詳しく解説する。
目次
1章 ワークショップとは何か
2章 ミニ・ワークショップの事例―課題解決型ワークショップ
3章 もう一つのミニ・ワークショップの事例―制作活動型ワークショップ
4章 コーディネータ、アシスタント、参加者
5章 ワークショップの環境と道具―主としてディスプレイ・スペースとディスプレイ・カードについて
6章 会議と従来型研修会を超えるワークショップ―会議だけでは課題解決はできない
著者等紹介
大隅紀和[オオスミノリカズ]
1940年京都市生まれ。京都教育大学名誉教授。京都市青少年科学センター所員(1966~73)、国立教育研究所室長(現在、国立教育政策研究所、73~85)、鳴門教育大学教授(85~95)などを歴任。大阪大学から博士(人間科学)を取得。2003年4月から、国際協力事業団(JICA)派遣により、スリランカ教育省・国立教育研究所(NIE)に「教員養成・再教育アドバイザ」(顧問)として赴任。科学教育を中心に広い分野のカリキュラム開発、教材・教具・教育メディア開発、国際教育協力活動、教師教育などの領域に教育工学の手法を活用する開発研究に取り組んでいる
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