内容説明
人物画の解釈に基づく性格分析の体系化を初めて成しとげ、刊行以来多くの心理学者を刺激して、多くの研究成果をもたらした本書は、数多の批判にもかかわらず、今や“描画心理学の一成果”の枠をこえて、“描画心理学研究の源泉”としての地位を占めている。「一枚の絵といえども無視すべからず」と教えた本書は、人間を見る多くの人々、すなわち心理学者、教師、職場の人々に多くの示唆を与える。
目次
1 人物画への性格の投影―性格調査の一つの方法(問題;理論的考察;過去における描画への興味 ほか)
2 解釈の原理(解釈;頭部;社会的事項―顔の諸部分 ほか)
3 ケーススタディ(実例;描画心理学略史―あとがきにかえて)
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