内容説明
カート・キングが敬愛した父は、飛行機好きで、自ら飛行機を操縦していた最中、事故死した。当時、カートはまだ16歳になったばかりだった。母が会社を相続し、何不自由ない生活がつづくかと思われていたが、父の会社は重役たちに巧みに乗っ取られた。カートはゼロから再出発し、20年かけて父の会社を取り戻し、12年かけてキング工業をいまの巨大企業に成長させた。それがいま、ふたたび乗っ取られようとしている。信頼できるものは誰か。部下か、妻か、恋人か。カートは1人、父への想いを胸に法廷での戦いを決意する。