内容説明
江戸時代に出版された仏教書を中心として、重要資料をテーマ別に精選。原典翻刻(書き下し)・解説・解題を中心に構成する。個々の資料紹介にとどまらず、仏教と近世社会の関係性をも鮮明に浮かび上がらせることを企図した本叢書は、この時代の宗教文化の解明に新しい光を当てるものと期待される。第一巻では、近世の庶民がどのような形で仏書に触れ得たのかという問題意識のもと、鼓吹物、和談鈔、絵抄、和訓図会などこの時代に特徴的な仏書の有様を紹介する。
目次
解説
解題
翻刻篇(平易化される仏教のおしえ;経典和訓図会の隆盛;広がる仏教系図会物の世界)