内容説明
縫製・着用・動作の実践を通して、千年前の「彼ら」に近づく。
目次
第一章 「平安装束」~平安時代中期の衣の形を求めて~(「平安装束」なるもの;古記録などにみられる平安貴族のリアルな衣たち;彫刻や絵画、現物資料にみる平安時代の衣)
第二章 平安時代中期の袿形の衣と特徴(袿形の衣とその呼称;歴史資料に見る袿形の衣、現物資料と裁断からの探求;平安時代中期の袿形の衣の復元と着用)
第三章 平安時代中期の文官束帯と宿直姿(衣冠姿)(近世以降の束帯と衣冠の特徴;構造からみる平安時代中期の束帯の袍の復元;平安時代中期の宿直姿(衣冠姿))
第四章 平安時代中期の直衣(直衣という衣(雑袍と直衣、天皇の直衣)
平安時代中期の直衣の形状と復元(絵巻と記録、着用から探る平安時代の直衣))
著者等紹介
承香院(奥川一臣)[ジョウコウインオクガワカズオミ]
愛知県生まれ。平安文化(主に装束)研究家。ジャズピアニスト。独学で平安時代の装束や文化を実践しながら研究。古画や古記録から装束を自ら縫って着用し、楽器を奏で、蒔絵や漆塗りなども自ら行うなどしてリアルな平安時代の姿を独自に探究。2020年CDアルバム「Memorable Jazz Affairs」リリース。2021年、国際日本文化研究センター共同研究会「貴族とは何か、武士とは何か」(研究代表者・倉本一宏)にてゲストスピーカー発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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