目次
プロローグ
概論―開国期以前の西洋人が伝えた日本の音・音楽
シートミュージックにうつる「日本」(ピアノ教則本に花開いた「日本」;舞台化される日本イメージ1―1860~70年代:日本を題材とした舞台作品の誕生;ポルカが表象する日本興行師;舞台化される日本イメージ2―1880~90年代:タイクーン、ミカドなど日本発祥の用語が流行;19世紀~20世紀初頭の音楽文化;「ムスメ」の流行;ディットリヒとピアノ曲〈落梅〉;19世紀、日本音楽紹介媒体の拡がり―音楽書や論文による解説;アメリカ大衆音楽文化の創成と定着―ミンストレル・ショーからティン・アン・パレーまで;川上音二郎と貞奴の活躍;ドイツ人音楽家が伝えた日本の唱歌;日露戦争へのまなざし;舞台化される日本イメージ3―《蝶々夫人》誕生から日本表象舞台作品の爛熟期へ;ジャポニスムの大家ゴーチエが描く日本;西洋楽壇にみるジャポニスム;日本への憧憬―小泉八雲と松山芳野里がつむぐ「言葉」と「音楽」;音楽メディア変革期のヒット曲)
エピローグ
付録楽譜(バイエル作曲“日本の舟歌”;サリヴァン作曲/ブカロッシ編曲“ミカド・ポルカ”;ディットリヒ編曲“落梅”;ミリガン作曲/ハーン英詞“影:ラフカディオ・ハーンによる日本の5つの詩歌”;ホワイティング作曲/イーガン作詞“日本の眠りの精”)
著者等紹介
光平有希[ミツヒラユウキ]
1982年、広島県生まれ。国際日本文化研究センター特任助教。博士(学術)。総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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