目次
第1部 捕鯨の現場―商業捕鯨、先住民生存捕鯨、クジラの観光資源化(岐路に立つノルウェーの捕鯨―ミンククジラ漁のいまとこれから;日本とノルウェーの小型捕鯨;岩手県におけるイルカ・クジラ漁の歴史的展開;アラスカ北極海の生存捕鯨と海底油田開発;現代グリーンランドにおける捕鯨と儀礼;生き残る先住民生存捕鯨、停滞するホエール・ウォッチング構想―カリブ海、ベクウェイ島の事例より)
第2部 捕鯨をめぐる政治力学(蘇った韓国のクジラ―絶滅から観光・環境資源へ;日本の調査捕鯨;IWCでの日本外交を振り返る(一九九七~二〇一八)―妥協は不可能だったのか
日本のIWC脱退の問題点と今後の展望)
第3部 反捕鯨運動と倫理(メディア論で読み解く捕鯨問題;逸脱する捕鯨推進とクジラ紛争の歴史を追って;日本におけるNGO活動としてのクジラの保全―鯨からクジラへ;生態系保全と動物福祉―食べない捕鯨支持層の目に映る反捕鯨派;動物倫理の観点から見た捕鯨)
著者等紹介
岸上伸啓[キシガミノブヒロ]
人間文化研究機構・理事/国立民族学博物館・教授(併任)、博士(文学)、専門は文化人類学、アラスカのイヌピアットやカナダ・イヌイットの捕鯨や食物分配を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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