出版社内容情報
貴族日記を丹念に読み解き『平家物語』と比較することで、物語がつくった平氏像を浮かびあがらせ、それとは異なる彼らの実像に迫る一時は権勢を誇りながら、驕り高ぶり、遂には滅びた一族「平家」。長らく受け入れられてきたこれらの平家像は多分に『平家物語』の影響によるものだった。『玉葉』『小右記』などの貴族日記を丹念に読み解き『平家物語』と比較することで、物語がつくりだした平家像を浮かびあがらせ、従来の解釈とは異なる彼らの実像に迫る!
【目次】
序章 史料としての平安貴族「日記」
一 史料としての貴族「日記」/二 貴族「日記」に書かれたこと――「天に代わって」お仕置き?/三 物語の怖さ――より「頼長的」な頼長
第一章 「平家に非ざれば人に非ず」
一 「人非人」と「人に非ず」/二 「人非人」の用例と意味
第二章 禿童――貴族の情報戦略
一 禿童の存在――「童」は子供か?/二 京童――六二歳の京童/三 情報の捏造――「渡世」の方法
第三章 殿下乗合事件――平重盛の名誉回復
一 殿下乗合事件の概要/二 物語と史実との間
第四章 兄弟による左右大将独占
一 近衛の大将/二 平重盛の右大将就任/三 平宗盛の右大将就任/四 人事権について/五 藤原成親の恨み
第五章 安元白山事件
一 物語の描く事件/二 貴族「日記」に記録された事件/三 「物語」と「日記」の違い
終章
参考文献/おわりに
序章 史料としての平安貴族「日記」
一 史料としての貴族「日記」/二 貴族「日記」に書かれたこと――「天に代わって」お仕置き?/三 物語の怖さ――より「頼長的」な頼長
第一章 「平家に非ざれば人に非ず」
一 「人非人」と「人に非ず」/二 「人非人」の用例と意味
第二章 禿童――貴族の情報戦略
一 禿童の存在――「童」は子供か?/二 京童――六二歳の京童/三 情報の捏造――「渡世」の方法
第三章 殿下乗合事件――平重盛の名誉回復
一 殿下乗合事件の概要/二 物語と史実との間
第四章 兄弟による左右大将独占
一 近衛の大将/二 平重盛の右大将就任/三 平宗盛の右大将就任/四 人事権について/五 藤原成親の恨み
第五章 安元白山事件
一 物語の描く事件/二 貴族「日記」に記録された事件/三 「物語」と「日記」の違い
終章
参考文献/おわりに
曽我 良成[ソガ ヨシナリ]
内容説明
一時は権勢を誇りながら、驕り高ぶり、遂には滅びた一族「平家」。長らく受け入れられてきたこれらの平家像は多分に『平家物語』の影響によるものだった。『玉葉』『小右記』などの貴族日記を丹念に読み解き『平家物語』と比較することで、物語がつくりだした平家像を浮かびあがらせ、従来の解釈とは異なる彼らの実像に迫る!
目次
序章 史料としての平安貴族「日記」
第1章 「平家に非ざれば人に非ず」
第2章 禿童―貴族の情報戦略
第3章 殿下乗合事件―平重盛の名誉回復
第4章 兄弟による左右大将独占
第5章 安元白山事件
著者等紹介
曽我良成[ソガヨシナリ]
1955年、愛知県豊橋市に生まれる。広島大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。河合塾広島校・福岡校講師、名古屋学院大学経済学部・人間健康学部・リハビリテーション学部教授を経て、名古屋学院大学国際文化学部教授。修士(文学。広島大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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