内容説明
極寒の地で人間の生存限界を生き抜く。近くて遠いシベリアの大地―厳寒世界を包み込む、自然と人間のぬくもり。
目次
第1章 シベリア研究ことはじめ
第2章 トナカイ遊牧の世界(トナカイ飼育研究に着手;北欧でのサーミ調査―初めてのフィールドワーク;ネネツのトナカイ飼育調査)
第3章 内モンゴル・エヴェンキの遊牧世界(中国でのフィールドワーク―シベリアへの足がかり;内モンゴルのエヴェンキ;ソロン・エヴェンキの調査;ツングース・エヴェンキの調査)
第4章 北方ヤクーチアの狩猟民の世界(ヤクーチアへの旅の始まり;最初のヤクーチア調査―一九九四年夏;クストゥール村での狩猟調査―一九九五年秋)
第5章 厳寒のシベリアでの調査(マイナス四十度以下の世界とは;マイナス四十度の世界の服装;マイナス四十度の世界の家屋)
著者等紹介
佐々木史郎[ササキシロウ]
1957年東京都生まれ。東京大学教育教養学部教養学科卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。学術博士。国立民族学博物館教授。専門は文化人類学、北アジア研究。極東ロシア、日本列島北部における近世から近代への転換をテーマに研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。