目次
序章 ナツメヤシと沙漠のなりわい
第1章 ナツメヤシ栽培化の歴史―栄養繁殖、人工授粉、他作物栽培のための微環境の提供
第2章 古代エジプトにおけるナツメヤシ―建築材料を中心に
第3章 エジプトのナツメヤシとデーツ―イスラーム時代のその利用の歴史
第4章 イスラームとナツメヤシ
第5章 イスラーム世界におけるカナートの比較研究
第6章 サハラ・オアシスのナツメヤシ栽培品種にみる農業生物多様性
第7章 変容するサハラ・オアシスのなりわいと生活―イン・ベルベル・オアシスの水源と農地と住居域
第8章 アラブ首長国連邦におけるナツメヤシ文化―伝統的生業からグリーン経済へ
終章 オアシスの未来に向けて
著者等紹介
石山俊[イシヤマシュン]
総合地球環境学研究所プロジェクト研究員。「アラブ社会におけるなりわい生態系の研究」プロジェクトサブリーダー。東京農業大学農学部畜産学科卒業(1990年)、NGO「緑のサヘル」チャド共和国砂漠化防止プロジェクト現地駐在員(1993‐1997年)、静岡大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了(2000年)、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(2006年)、NPO法人森のエネルギーフォーラム事務局長(2005‐2008年)、市民活動中間支援組織「NPOえちぜん」事務局次長(2008年)を経て2008年より現職
縄田浩志[ナワタヒロシ]
秋田大学新学部創設準備担当教授。早稲田大学第一文学部史学科卒業(1992年)、ハルトゥーム大学大学院アフリカ・アジア研究所民俗学科ディプロマ課程修了(1994年)、京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻修士課程修了(1996年)、同博士課程修了(2003年)。博士(人間・環境学)。鳥取大学乾燥地研究センター講師(2004年)、同准教授(2007年)、総合地球環境学研究所研究部准教授(2008年)、「アラブ社会におけるなりわい生態系の研究」プロジェクトリーダー(2008‐2013年)を経て、2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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