出版社内容情報
日本語表現の不屈の開拓者・山田美妙の集大成 山田美妙の小説、随筆・評論、韻文、戯曲、日記、書簡・宛書簡をほぼ網羅し、著作目録、自筆資料目録、年譜、収録作品名索引を付して全12巻に収める。小説は明治36年頃までの作品に限っての収録となるが、実質的な全集といえる。
第10巻は、「評論・随筆2」として、明治25?43年迄の評論、随筆、序文、雑文類を収録。また「「以良都女」無署名記事」として、明治21?24年にかけて雑誌「以良都女」に掲載された無署名記事のうち、主に文学・芸術に関するもので美妙筆と判断されるものを年代順に収録。
『山田美妙集』編集委員会[ヤマダビミョウシュウヘンシュウイインカイ]
編集
目次
大偉人加藤清正公
嵩山堂発兌美術木板摺
都門雑興の内
美術世界第十五放言
小説家番附の噂
「藤の一本」と「落葉」
社交一斑
障子の硝子を拭ふ心得
月花見立て
『美妙新脚本 村上義光錦旗風』口上〔ほか〕