内容説明
異なる風土の中で異なる農耕社会を築いてきたユーラシアの人びと。イネ、ムギといった主要穀物以外の、ウリ、マメ、イモ等さまざまな栽培作物について、最新の研究成果からその起源に迫り、風土と農耕の関係を探る。また、かつて中尾佐助・佐々木高明によって提唱された照陽樹林文化は、農耕文化の多様性とどのように関わっているのかを改めて問い直す。総合地球環境学研究所プロジェクト「農業が環境を破壊するとき」書籍化第四弾。
目次
序章 農耕の場における生物多様性
第1章 農耕と文化の伝播(南の農耕;北の農耕)
第2章 ユーラシアのメロン仲間の系譜
第3章 焼畑の生業サイクルと根栽類の貯蔵システム―パプアニューギニアの事例にみる「農耕社会」の多様性
第4章 アジアのマメ アジアの雑穀(アジアのマメ;モンスーンアジア島嶼部の雑穀)
第5章 照陽樹林文化論再考
著者等紹介
佐藤洋一郎[サトウヨウイチロウ]
総合地球環境学研究所副所長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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