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内容説明
国立メディア芸術総合センター(仮称)構想にみられるように、マンガ・アニメに関する施設の設立が相次いでいる。いっぽうで、どのように展示すればよいか?という方法論は、いまだ模索の段階にある。本書は、マンガをミュージアム空間に置きなおすことで浮き彫りとなるメディアとしてのマンガの性質や、マンガを取り入れることで拓かれるミュージアムの可能性について、現場での取り組みや、ミュゼオロジーの視点をもとに考察する。
目次
第1章 マンガから広がるミュージアム空間―京都国際マンガミュージアムの事例より(書物としてのマンガ;メディアとしてのマンガ;文化としてのマンガ)
第2章 マンガ×美術館(収集保存;展示;美術館におけるマンガとアート)
第3章 ミュージアムにマンガがやって来た!(ミュージアム展示とマンガ;ミュージアム文化とマンガ;ミュージアム行政とマンガ;ミュージアム来館者とマンガ)
著者等紹介
表智之[オモテトモユキ]
1969年、大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター研究員。専攻は思想史・マンガ研究。19世紀日本における古物趣味の興隆と歴史意識の転換や、ポップカルチャー経験と歴史認識の関わりなどに関心を持つ
金澤韻[カナザワコダマ]
1973年生まれ。神奈川県出身。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学研究分野博士後期課程満期修了退学。2001年より熊本市現代美術館準備室に学芸員として勤務。2006年より川崎市市民ミュージアム美術館部門漫画担当学芸員。身近なものとしての美術を考えることに関心があり、美術教育、マンガ論・マンガ表現論、現代美術の各分野で研究と展覧会企画、テキストの執筆を行う
村田麻里子[ムラタマリコ]
1974年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。京都精華大学人文学部社会メディア学科専任講師を経て、関西大学社会学部准教授。専門はメディア論・ミュゼオロジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。