内容説明
父子関係に譬えられる弟子仰山と共に、中国禅宗の「五家」のうち最も早い成立の「〓(い)仰宗」の祖たる〓(い)山。作務を重視し自らを「水〓(こ)牛」と称した〓(い)山は、一方で臨済を評し、洞山の参学を指示した逸話が残る。道元は著作にその行実を多く引用するなど、後世の評価と影響は大きい。生涯と弟子への接示にみる禅風等を初めて1冊にまとめる。
目次
第1章 〓(い)山霊祐の生涯
第2章 直弟子への接化
第3章 参学者への教えと作務における説示
第4章 〓(い)仰が影響を与えた禅者
第5章 〓(い)山の弟子達
第6章 『〓(い)山警策』と『〓(い)山語録』
著者等紹介
尾崎正善[オザキショウゼン]
1961年生。鶴見大学文学部文化財学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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