あかねノンフィクション
タゲリ舞う里に

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  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784251039132
  • NDC分類 K916
  • Cコード C8395

出版社内容情報

毎年冬になると日本にやってくる渡り鳥のタゲリが、都市化により里地がへり、その数がへってきた。森上さん達は、タゲリの住みよい環境を作ろうと活動を始めた!

小学校中学年以上向き

内容説明

タゲリは、すがたの美しさから「冬の貴婦人」とよばれる渡り鳥です。冬が近づくと日本の各地に渡ってきて、田んぼの近くで群れになってくらします。「豊作を招く鳥」として、たいせつにしていた地方もあるそうです。それなのに、今は一般の人からは、すっかり忘れさられてしまっています。いったいどうしてでしょう。タゲリの飛来地の水田減少を食いとめ、タゲリの調査を通して日本の農業を考える、神奈川県茅ヶ崎市の自然保護グループの活動を描く。

目次

何かがたりない
タゲリさがし
タゲリは、どうしてこなくなったのか
すがたを消す田んぼ
タゲリを知ってもらいたい
タゲリの巣そうどう
タゲリのために田んぼを残したい
タゲリ米は、いかがー
近づくタゲリの季節
タゲリがいないと、どうして困るの?
タゲリの絵を描きたい

著者等紹介

七尾純[ナナオジュン]
1936年秋田県に生まれる。指導員、学習雑誌編集長を経て、1973年“七尾企画”を設立。児童向き科学写真の分野で、書籍・雑誌の企画編集をてがける。神奈川県在住

むかいながまさ[ムカイナガマサ]
1941年神奈川県に生まれる。上智大学イスパニア語科卒業。出版社勤務ののちフリーとなり、イラストの仕事で活躍している。神奈川県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

5
地域の自然に親しむ活動をしている茅ヶ崎市の自然保護グループが、めっきりと数を減らしたタゲリを象徴にして、地域の人々にもっと地元の自然に関心をもってもらおうと活動する物語。道路建設とか工業団地造成とか、反対運動をするような具体的な自然破壊があるわけではないから、平和な日常の話だけれど、いつのまにか少なくなった、近いうちにいなくなっちゃうかも、という危機感はわかるなぁ。だから、なんの変化も結論も得られないまま終わっちゃうのは仕方ないものの、物語としてはつまらないかも。 (★★☆☆☆)2017/07/01

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