内容説明
“たしかにその時、ドクロが私に微笑みかけた”―「即身成仏」の真髄へ迫る、秀快上人の入定仏―“われ、火急に入定して衆苦を救わん!”文字通り「身を削りとって」入定した待定法師の最新・発掘成果―今こそ「日本のミイラ」研究は新たな幕を開く。
目次
第1部 ミイラのメッカ出羽三山(湯殿山系即身仏;湯殿山の神秘)
第2部 日本文化の中のミイラ仏(空海の入定説話と即身成仏理論;古代日本の穢と浄 ほか)
第3部 諸種の思想によるミイラ仏(薬師信仰と宥貞法印;浄土信仰と舜義上人 ほか)
第4部 中国の禅とミイラ(曹洞禅の始租・石頭希遷;幽玄美と六祖慧能 ほか)
第5部 「新・ミイラ仏」誕生物語(念仏僧の入定;無能和尚の感化 ほか)
著者等紹介
松本昭[マツモトアキラ]
1925年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部美術史専攻卒業、同大学院特別研究生。毎日新聞社入社後、サンデー毎日、学芸部、政治部を経て事業部長。前昭和女子大学副学長。文学博士
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