内容説明
二千円札の図柄にもなった「鈴虫」巻にいままで知られなかった長大な異文があることを明らかにし、異文検証の必要性を提言する。
目次
第1講 新二千円札と『源氏物語』(『源氏物語』の本文研究の現状;新二千円札の裏面;「鈴虫(一)」の絵巻詞書を読む
「鈴虫(二)」の絵巻詞書を読む)
第2講 いろいろな『源氏物語』の本文(二十一世紀の『源氏物語』研究;パネル・ディスカッションより;『源氏物語』本文の資料としての実体;諸本の位相解明をめざした)
第3講 『源氏物語』の異文を読む(『源氏物語大成』未収録の国冬本;国冬本の長文異同;五三九字の異文;本文異同の変質)
著者等紹介
伊藤鉄也[イトウテツヤ]
1951年生まれ。現在国文学研究資料館研究情報部助教授。平安朝の文学、特に『源氏物語』に関する研究を専門にする
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