内容説明
享和3年(1803)序、文化元年(1804)に刊行された『播州名所巡覧図絵』(全5巻)を影印・複製。摂州より播州に至る道程を、山陽道を中心に間道の名所をもとりあげ詳述する。古書・古版本の記述等に材を取った伝承も掲載する一方、名所にまつわる古歌を引くなど、歌紀行としての側面も持った文学的名所案内である。
感想・レビュー
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ATSU
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『旅からわかる江戸時代』を読み,江戸時代の旅がおもしろくて,『現代訳 旅行用心集』を読み,いっそう面白くなって,次は,『播州名所巡覧図絵』を借りて,読みました。と言っても,現代語訳ではないので,適当にそれも我が家の近くだけ。すぐ近くの神社,地名,今と漢字は違っても,残っているものもあります。何ページにもわたって,姫路総社臨時祭礼のイラストがありました。姫路城の説明はとても詳しいけど,なぜかイラストはありませんでした。これどこ?と思って調べたら,なんと出身小学校内にある遺跡も・・・おもしろい!あきません。2019/06/26