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出版社内容情報
亡霊たちの前で演奏する琵琶法師の話「耳なし芳一」、吹雪の夜にやってくる恐ろしくも美しい女の話「雪女」、坂の途中に現れるのっぺらぼうの話「むじな」など・・日本中に知られる怪談話は、明治時代にラフカディオ・ハーン(=小泉八雲)というアイルランド出身の作家によって書かれた。妻の小泉セツが、さまざまな民話や怪談を語って聞かせ、その創作を手伝ったという。本書は1904年に出版された小泉八雲の『怪談』に収録された17篇の短編を紹介する。読みやすい新訳と、詳しい解説によって、小泉八雲の世界を、新鮮に味わうことができる。
【目次】
内容説明
日本じゅうの「怖い話」は、この一冊にはじまる!読みやすい翻訳と詳しい解説で、八雲ワールドを新体験してみませんか?
著者等紹介
松尾清貴[マツオキヨタカ]
1976年福岡県生まれ。高等専門学校を中退し、ニューヨークに在住。国内外を転々としながら小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かな
28
約4年前に「雪女」の絵本を読んだのですが、児童向けに翻訳したものであったのもあるのでしょうがこのシリーズは「原書の意味をできる限りそのまま伝えるように努めています」と冒頭に書かれている。そのためか、この本に書かれている「雪女」は若干ニュアンスが違うように思う。同様に他の作品も何作かは子供の頃に読んだ覚えはあったがやはり違う。どっちかと言うと柳田国男の「遠野物語」風で民俗学に近いのではないのか。ただし小泉八雲作品は聞いたままではなく、若干のアレンジがされていて物語化されているように思った。2025/08/14