出版社内容情報
海のそばの畑に、小さな小さなスイカがとり残されていました。
「あまくなーれ」「おいしくなーれ」
ネズミやカラスやモグラやイノシシやタヌキ、みんなに見守られ、育てられて、こんなに大きくなりました。
「このスイカ、どうやって食べようか」
けれど、大きすぎて、なかなか割れません。みんなで困っているところへ現れたのは……。
たった一つのスイカがみんなを幸福にしてくれる、魔法のような物語。
【目次】
内容説明
はたけにのこった小さなスイカ。ネズミ、カラス、イノシシのおやこ、モグラ、タヌキ…みんなにまもられて、大きくなりました。さあ、どうやって食べようか?ページをめくる楽しさがいっぱい!!
著者等紹介
山下明生[ヤマシタハルオ]
1937年東京生まれ。瀬戸内海の能美島で育つ。京都大学文学部仏文科卒業。児童図書の編集を経て、デビュー以来、幼年童話から長編作品まで、海を舞台にした作品を数多く発表。主な作品に『海のしろうま』(野間児童文芸賞)『はんぶんちょうだい』(小学館文学賞)『まつげの海のひこうせん』(絵本にっぽん賞)『海のコウモリ』(赤い鳥文学賞)『カモメの家』(日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞)など
高畠純[タカバタケジュン]
1948年名古屋市生まれ。愛知教育大学美術科卒業。『だれのじてんしゃ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。自作絵本に『ふたりのナマケモノ』(講談社出版文化賞絵本賞)、そのほか『オー・スッパ』(日本絵本賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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