出版社内容情報
あさがおがかれた ! しゅくだいのかんさつにっきをどうしよう。
かわりに、となりのおじいさんを かんさつしたら……
あれれ、となりのおじいさん なんかあやしいぞ !
内容説明
あさがおが、かれ、となりのあさがおをかんさつしたら…。あれれ、なんかとなりのおじいさん、あやしいぞ!
著者等紹介
ななもりさちこ[ナナモリサチコ]
1961年、東京都生まれ。日本大学文理学部国文学科卒。四十歳半ばで一念発起、ときありえ氏に童話の創作を学ぶ
たまゑ[タマエ]
イラストレーター。雑誌や書籍で活躍中。ブサかわのねこの絵にファンも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
75
児童書。1年生のようたは夏休み始まってすぐにあさがおを枯らしてしまう。宿題の観察日記のために、隣の家の庭のあさがおを観察していたら、おじいさんの怪しい行動を見つけてしまった。ようたは、河童の皮?を干して「よう…かい…、負けないぞ」と歌っているじいちゃんに興味津々。じいちゃんがぎっくり腰で倒れたのを助けたようたは、シゲじいと仲良くなる。シゲじいは「おたすけヒーロー」だった▽猫のまさこちゃんが良い味。ようたがいい子。2024.5刊2025/04/24
ほんわか・かめ
18
夏休みの宿題は朝顔の観察日記。だけど水やりを忘れて枯らしてしまった。そこでこっそり隣のお宅の朝顔を観察することに。隣のじいちゃんと交流を通して大切なことに気づく。助け合いや正直さも描かれているけど、「食べることはいきものの宿題」っていうのが何よりも良い。「食べるのを忘れたらだめです。助けたり助けられたりして、みんなが食べる宿題をできたらいいな」低学年〜〈2024/理論社〉2024/08/09
遠い日
9
朝顔を枯らしてしまい、夏休みの宿題の観察日記が書けなくなったようた。お母さんに叱られて仕方なく隣のおじいさんの家の朝顔を観察することにした。すると、どうにもおじいさんのことが気になって仕方ない。謎に次ぐ謎。少しずつおじいさんと関わるうちに人柄が見えてくる。世のため人のため、自分にできることを進んでやる。これもひとつの勇気だ。ちょっとどきどきした事件でも、おじいさんの広い心が全てを丸く収めた。ようたの夏休みの収穫は、人が生きることの本質を見聞きしたこと!これに尽きる!猫のまさこの存在感も忘れがたい印象。2024/05/22
のんたろう
6
夏休み早々に朝顔を枯らしてしまったようたは、宿題のために仕方なくとなりのじいちゃんの朝顔を勝手に観察する。それを機に、じいちゃんとの交流がはじまり……。じいちゃんとの交流は、朝顔の観察以上の気づきをようたにもたらす。ようたが最後に観察日記に記した気づきがいい。これには担任の先生もびっくりしただろうな。じいちゃんの昭和の家の物干し竿が竹だったり、ぶさかわ猫のまさこがかわいかったり、挿絵も楽しめる。ほとんどひらがななので、はじめて本を読む子や、実際に朝顔を育てる1年生におすすめ。2024/08/17
いまちゃん
4
夏休みの宿題の朝顔を枯らしてしまった、ようたくん。仕方なく、隣の家に咲いてる朝顔を観察し始めたけど、隣のじいちゃんの方が気になり出して…。ふてぶてしい顔の猫のまさこと、顔は恐いが人情味に溢れる優しいじいちゃんの話。全体的に罪(嘘)をつき続けることの苦しさがあるけど、明るくカラッとした楽しい話だったので読んでて苦にはならなかったです。欲を言えば、まさこ成分をもう少しプリーズ!2024/06/26