出版社内容情報
ゆのんは、おかあさんにムカついています。だから、今夜は眠れそうもありません。「こんなときは、あそこにいこう!」といって、ベッドの下にもぐりこむと・・・。しぜんに一本道があらわれて、その先に『スナックこども』というお店が見えてきます。このお店には、こどもだけしか入れません。ママもマスターも、こどもです。イヤなことがあったこどもたちが、夜にお客としてやってきて、好きなものを食べたり飲んだり(もちろんノンアルコール)、ぐちをいったり、歌ったりしながら、大人への不満を分かち合い、ストレス解消するの場所なのです。
内容説明
「イヤなことがあった日は、ここでスッキリしていこう!」「若おかみは小学生」シリーズ作者&MOE創作絵本グランプリ受賞作家の大人気コンビがおくるユニークな絵童話。
著者等紹介
令丈ヒロ子[レイジョウヒロコ]
1964年大阪市生まれ。児童文学作家。「若おかみは小学生」シリーズ(講談社青い鳥文庫)は累計300万部のベストセラーで、漫画化、アニメ化もされ話題になる。作品に『病院図書館の青と空』(第39回うつのみやこども賞受賞/講談社)などがある。嵯峨美術大学・成安造形大学客員教授
まつながもえ[マツナガモエ]
1992年埼玉県生まれ。学習院大学文学部卒業。『はにわくん』(絵本塾出版)で絵本作家デビューし、『からっぽのにくまん』(白泉社)でMOE創作絵本グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
20
イヤなことがあった日、ベットの下に潜ると【スナックこども】へ行ける。こどもだけが入店できるお店。ママもマスターもこども。ストレートに不満を吐き出して、みんなから共感してもらって、食べて歌って元気になる。子どもだって、学校や家庭以外でグチをこぼせる場所があってもいい。間違ったら大人だって謝るべき、子ども共通の願いなのかもね。2024/06/10
カタコッタ
16
タイトルが良いですね。想像した通りのスナックこども。モヤモヤするのはこどももあります。カラオケもできる楽しい所なので翌朝はスッキリ。私も楽しくなってストレス解消できました。2024/09/21
ヨシ
10
子どもだけが行けるスナック、その名も『スナックこども』!アイスソフトクリームどちらももりもりパフェ、マシュマロのせほうだいトースト等メニューはお子様仕様。間違ってもイカの塩辛はない。「マスター、いつもの」と言って出てくるのはチェリーとアイスが10個ずつのったクリームソーダ。アハハハ🤣大人がニヤニヤしちゃうこの児童書は、昭和のにおいに満ちあふれている。さすが令丈ヒロ子さん。親子で読んでね。2025/07/18
イカまりこ
8
お母さんにムカついて眠れない夜、ベッドの下に潜り込んで向かう子供だけのスナック。私も行きたい~!って思っちゃった。大人だけど、精神年齢子供ってことでダメかな?w 子供が感じる大人のずるいところあるあるをいっぱい浴びた感じ。うん。大人って子供に言ってることと自分がすることって違うよね。不満爆発のゆのんちゃんが歌うオリジナルソングは虎に翼の寅子の歌を思い出しちゃったw 大人も子供も不満はその日のうちに解消して、次の日はスッキリ始めたいものだ。不満を聞いてくれる人がいるっていいよね。2024/05/24
しげ
7
子どもたちの「スナックごっこ」を眺めているようで楽しい。共感してもらえるだけで、気持ちが晴れることってあるよね。2024/07/10