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出版社内容情報
世界一有名な探偵、シャーロック・ホームズの短編集第二弾。相棒であるワトソン博士といっしょに、手に汗握りながらホームズが「退屈しのぎ」と呼ぶ名推理を味わえる。自ら体調不良になって真実に迫る「瀕死の探偵」ほか5作。
内容説明
「バカバカしいほど簡単な推理だよ」人類に大いに役立つ退屈しのぎをごろうじろ。名作がスラスラよめる!世界文学旅行へお連れします。
著者等紹介
ドイル,コナン[ドイル,コナン] [Doyle,Arthur Conan]
1859年スコットランド・エディンバラに生まれる。エディンバラ大学医学部を卒業後、ロンドンで開業。患者に恵まれずその時間を使って文筆を開始する。『緋色の研究』をはじめとする、探偵シャーロック・ホームズと友人ワトソン博士を主人公とする作品群は、世界的に人気を博し、熱狂的ファンを産み、今なおその数は増え続けている。1930年没
千葉茂樹[チバシゲキ]
北海道に生まれる。国際基督教大学卒業。出版社勤務を経て翻訳家となる。『シャクルトンの大漂流』で日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県に生まれる。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』で産経児童出版文化賞美術賞などを『もうぬげない』でボローニャ・ラガッツィ賞特別賞などを『つまんないつまんない』でニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
120
このシリーズホームズ物は2作目です。シャーロッキアンのわたしですが何度読んでも楽しめます。5つの作品(「赤毛連盟」「青いガーネット」「瀕死の探偵」「サセックスの吸血鬼」「競技場バザー」)ですが最後の「競技場バザー」は正典には入っていないものでサービスのようなものです。やはり赤毛連盟は何度読んでも名作です。訳も子供向けとなっている気がしました。2024/03/19
ムーミン2号
20
世界ショートセレクション・シリーズでは2冊目のホームズ物。今回は「赤毛連盟」や「瀕死の探偵」など4編に加え、外典とされる「競技場バザー」が収められている。かつてホームズ・シリーズを全編読んでみたのだが、こうやって改めて読み返してみると、なかなか面白い、ということが今さらながらに分かった。「赤毛連盟」などはインパクトが強く、よく覚えていたが、その他の作品は初読みのような感じで楽しめた。いつもながら、ヨシタケシンスケさんの挿絵は絶妙である。2023/11/01
こゆ
19
ヨシタケシンスケさんのイラストが可愛いホームズの短編集2作目。最近になってホームズを読み始めたけど、依頼者と喋っているときは結構紳士的に見えても、やっぱりかなりの変人なのね…。ワトソンのことも軽くバカにしつつも少し変わった友情が面白い。赤毛連盟はこんなお話だったのか。表題作のみ小5と共読。子は「瀕死じゃないやん」と言っていたけど、たぶん本当に瀕死だったんだと思うよ…。犯人逮捕への情熱が高すぎて、常軌を逸する言動をするくらいには。2024/07/31
イシグロ
18
理論社のショートセレクションシリーズ。コナン・ドイルは二冊目。今回の収録作は『赤毛連盟』『青いガーネット』(冒険)『瀕死の探偵』(最後の挨拶)『サセックスの吸血鬼』(事件簿)『競技場バザー』(外典)の五編。いや、改めて読んで思うけど、やっぱりいいわー、ホームズ。毎回シチュエーションが面白いし、会話もいい。ドイル本人は有名になりすぎたホームズを疎んでいたという話があるけれど、作中のホームズとワトソンはいきいきと楽しそう。ヨシタケ氏の絵は作内のシーンを忠実に再現していながら「らしい」おかしみもある、いい仕事。2024/02/26
aoko
7
コナン・ドイルの伝記絵本を読んだあとで、読むとまた一段と面白かった。何度読んでも面白い。「競技場バザー」ははじめて読んだと思ったら、訳者あとがきを読んで、納得。いままでホームズにばかり興味が向いていたけれど、今回読んでワトソンが翻弄されているなあと思った。2023/12/30