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出版社内容情報
聖書、シェイクスピアについで読まれているといわれる、いわずとしれたミステリーの女王、アガサ・クリスティーの短編5篇を厳選。探偵シリーズもの、ノンシリーズもの、怪奇幻想ものを含め、その魅力をぞんぶんに楽しめる。
内容説明
「いまこの瞬間は世界一の名優」。暴かれた謎がすがるは茶番それとも綱渡り?名作がスラスラよめる!世界文学旅行へお連れします。
著者等紹介
クリスティー,アガサ・メアリ・クラリッサ[クリスティー,アガサメアリクラリッサ] [Christie,Agatha Mary Clarissa]
1890‐1976。イギリス・デヴォン州トーキー生まれの作家。長編、短編、戯曲など数多くの作品を発表。聖書、シェイクスピアに次いでよく読まれると言われ、ギネスが「史上最高のベストセラー作家」として認定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
251
ミステリーの女王。アガサ・クリスティー女史の秀作5編をセレクトした児童向けの作品集です。ヨシタケシンスケさんの表紙絵と扉絵イラスト全7枚はユーモラスで親しみ易くミステリー特有の緊張感を和らげて年少の読者をリラックスさせてくれる効果があると思います。私は数十年前に全部を読んだのを思い出しましたが、こうして読むと女史の作品は時代に左右されない普遍的な魅力があるなと改めて感じました。幻想ホラー、ユーモア、本格ミステリー2編(ポアロ&ミス・マープル)、心理サスペンスの全5編にはラストに必ずやサプライズが訪れます。2023/08/16
シナモン
100
「ナイチンゲール荘」にハラハラドキドキ。児童書のコーナーにあったけど、大人も十分楽しめるかと思います。ヨシタケシンスケさんのかわいい絵にほっこり。2023/12/10
R
58
ポワロ、マープルも含んだ短編集。ミステリの名手と思っていたけど、オカルトの短編もあって、トリック探しながら読んだのに、そうじゃなくて驚いてしまった。軽快な会話劇で、誰をと問わず馬鹿にしているようなセリフが、いかにもイギリス仕草といった感じで微笑ましい。強気の女性が、弱いと思っていた男性に逆転されるというパターンが、アガサのツボだったんだろうかと思ったりしつつ、恋愛劇も楽しめる短編集だった。2024/01/13
さっちゃん
46
ヨシタニシンスケさんの可愛らしいイラストがステキな児童向け短編集。馴染みのない単語はきちんと注釈付き。「最後の降霊会」「収穫の多い日曜日」「二重の罪」「完璧なメイドの事件」「ナイチンゲール荘」の5話。/ポアロやミス・マープルなどお馴染みのシリーズからのものはもちろん、ホラーテイストやドキハラものまで実にバラエティ豊かで読んでいて飽きない。 ラストの「ナイチンゲール荘」は予想外のラストにビックリ! どの話も短いけれどちゃんと驚きがあるのはさすが!学校の図書室にもオススメ。2023/09/08
はな
34
どれも再読でしたが、何度読んでも面白く楽しめました。アガサ・クリスティはすごいな。2023/11/05