出版社内容情報
二人の若い男が、山奥で道に迷い、お腹をすかせて歩いていました。すると「西洋料理 山猫軒」という立派な家がありました。中に入ると「この店は注文の多い料理店ですから、どうかご了承ください」と書かれています。「きっと人気のあるお店なのだろう」と、二人は喜んで扉を開けますが・・・。宮沢賢治の名作童話を、絵本作家の武田美穂さんが、小学校低学年向きに、読みやすく、親しみやすい、絵本版として構成しました。「宮沢賢治の世界」へのイントロダクション(入門書)としてご活用ください。
内容説明
宮沢賢治の名作童話『注文の多い料理店』が、読みやすくて親しみやすい絵本になりました。
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年~1933年。詩人・童話作家
武田美穂[タケダミホ]
東京生まれ。絵本に『となりのせきのますだくん』(絵本にっぽん賞、講談社出版文化賞・絵本賞受賞)に始まる「ますだくん」シリーズ、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞)、『すみっこのおばけ』(日本絵本賞読者賞、けんぶち絵本の里大賞グランプリ)、『ありんこぐんだん わはははははは』(以上ポプラ社)、『ハンバーグハンバーグ』『なぞなぞフッフッフー』(ほるぷ出版)、『どーんちーんかーん』(講談社)、『ゆきちゃんは、ぼくのともだち!』(童心社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
14
《本屋》旨い物を食べにきたはずなのに、まさか、自分が食材だったとは!2022/10/27
Giraffe Teacher
7
夢だと思う 注文の多いって自分で頼む注文でっわなく相手が頼む注文だったからえーーーーーーってなちゃった2024/04/18
けいねこ
5
宮沢賢治と武田美穂という組み合わせがちょっと不思議で、借りてみました。この物語、絵によって印象が違うかも、と、思いました。武田さんだと、やはりどこかのんびりした雰囲気に感じます。猟に来た二人、やまどりでもかってかえるのかっては、「狩って」ではなく「買って」ですよね。家族には偉そうなこと言って、猟に来たのだろうな。金回りはいいけれど、かっこつけるばかりで、実力の伴わない人たちなのだろうな。2024/02/17
Rabbit Teacher
3
こんな事が本当に起きたら怖い。誰が食べようとしてたのか気になる。2024/04/23
遠い日
3
賢治の作品への入り口としてはいいシリーズになると思いますが、わたしとしては子どもたちにはやっぱり原文で味わってほしいと思います。話の内容を理解するのには、こうして構成したものもいいのかもしれませんが、これで賢治の作品を読んだ気になってしまうのは残念なことだと感じます。2023/04/20