内容説明
くちばしをもち、とぶことのできるカラスてんぐの男の子、ジェットくんのお話です。ジェットくんの朝のごはんはなんと谷にわくきりなんですよ。さあ、朝ごはんをたべたら大てんぐ先生のまつ学校へしゅっぱーつ!!
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年東京都に生まれる。『クヌギ林のザワザワ荘』で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞受賞、『小さなスズナ姫』シリーズで新美南吉児童文学賞を受賞、『空へつづく神話』でサンケイ児童出版文化賞受賞、『やまんば山のモッコたち』がIBBYオナーリスト2002文学賞にえらばれる。『盆まねき』で野間児童文芸賞受賞
植垣歩子[ウエガキアユコ]
1978年神奈川県に生まれる。小学校6年の時に描いた絵本『いねむりおでこのこうえん』(小峰書店)で第1回DIY創作子どもの本大賞。2002年、第3回ピンポイント絵本コンペ優秀賞受賞。現在は絵本や児童書を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
35
新着棚で。大好きな冨安さん。挿絵は植垣歩子さん。カラスてんぐの学校は机も黒板もない、山のてっぺん。ひたすら てんぐ術の修行に励む。勉強がないと聞くと、子どもたちは「いいなあ」と思うかもしれない。でも、修行はなかなか大変! 危険な敵にも狙われる。ハラハラドキドキもある楽しい作品。読後に、裏表紙を見ると、くすっ! シリーズ化、あるかな? 2019/12/04
遠い日
10
富安さんの用いるオノマトペが、なんとも昭和昭和していて、ところどころずっこけながら読む。カラス天狗の学校は修行の授業。天狗たるもの、いろいろ覚えて術を使えるようにならなければならない。今回は(次もお願いします)、天狗うちわの使い方。そしてそれが騒ぎを引き起こす。元気のいい子どもたち、どんな成長があるのか楽しみ(勝手に次を期待しています)。2020/02/17
海(カイ)
8
【図書館】パパとママ、妹のツクシちゃんと暮らすカラスてんぐのジェットくん。峰のてっぺんにあるカラスてんぐの学校に通って、天狗術の修行に励んでいる。自分で育てるてんぐヤツデ。風を起こす術を学ぶが...。ジェットくんの成長を見たいので、続きにも期待したい。2022/10/13
読書国の仮住まい
3
カラス天狗のジェット君は父親、母親、妹の4人家族。 クヌギの木に家を構えている。 朝ごはんは家族総出で霧を食べる。 お弁当を携え学校へ通う。 峰のてっぺんにある学校では、700年生きている大天狗先生から秘術を学ぶ。 今日は天狗うちわの授業。 天狗ヤツデを育てる時は褒めてあげないと上手くいかない。 上手くいかず昼ごはんを食べていると、大蛇のオロチマルが襲いかかってくる。 友達が食べられてしまう。 生徒のうちわでは大風を起こせない。 先生のうちわで雷を落とし撃退。 妹がツクシで兄がジェット。 オロチ寝込む。2020/11/11
さくらぱぱ
1
娘7歳2020/08/14