内容説明
「ひとりひとりに遠い過去の痕跡が」本能に刻まれた野生、君の中にも私の中にも。名作がスラスラよめる!世界文学旅行へお連れします。
著者等紹介
シートン,アーネスト・トンプソン[シートン,アーネストトンプソン] [Seton,Ernest Thompson]
1860‐1946。アメリカのナチュラリスト・動物文学者。イギリス生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
135
世界ショートセレクション、4作目です。子供の頃、『シートン動物記』を読んで以来のシートンでした。オススメは、『飼われた動物の野生』&『ロボ クルンパのオオカミ王』です。 https://www.rironsha.com/book/tag/%e4%b8%96%e7%95%8c%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%bb%e3%83%ac%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b32020/03/02
KAZOO
108
私が小学校時代は、科学的読み物といえば「ファーブルの昆虫記」と「シートンの動物記」が定番でした。「狼王ロボ」くらいしか印象には残っていないのですが、この作品を読んでかなり詳しく書かれているなあと感じました。また表題作となっている「森の生活」には作者のイラストなどが添えてあり昆虫、植物、動物たちの生態などがエッセイのような感じで記されていて楽しめました。2020/04/06
空猫
28
【シリーズ13作目】はなんとシートン。「オオカミ王ロボ」等、数作品しか読んだことがないけれど。氏の観察力、探求心、知識力には舌を巻く。動物だけでなく、植物の観察もしていたんですね。今回の挿し絵はほとんどシートン直筆のモノが載っていたので、ヨシタケサンの出番が少かったのは残念。観察結果を記録、随筆だけでなく神話や童話になぞらえて紹介するなんざ、憎いねぇ。小学生のうちに是非読んでもらいたい。あーでも今の都会っ子はオオバコやアカツメクサとか見たことあるのかな?2021/04/13
フリージア
26
シートンは動物だけでなく自然も深く観察していたことを知りました。暗闇が怖いのは太古の昔、人間が夜行動物を怖れた名残だと。狼のロボの話は引き込まれました。2021/03/01
アナーキー靴下
20
「シートン動物記」でおなじみシートンの著作5篇収録。私の子供時代には少なくとも名前は皆知っているくらい有名、と思っていた。動物の生態研究が進み、良質な動物ドキュメンタリー映像を観ることが容易になった今、シートン人気の推移が気になる。ちなみに私は猫を飼っているが、猫の気持ちがわかるようになったのは、友人が猫にアフレコしながら会話する姿を見てからだ。動物観察力を持つ人の解釈力は凄まじく、今まで見えなかった世界が広がるようだった。シートンの作品にもそういう力があると思う。読み継がれて欲しい。2020/08/30
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