世界ショートセレクション<br> 壁抜け男―エーメショートセレクション

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世界ショートセレクション
壁抜け男―エーメショートセレクション

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652203354
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8397

著者等紹介

エーメ,マルセル[エーメ,マルセル] [Aym´e,Marcel]
1902年フランス・ヨンヌ県ジョアニーに生まれる。兵役ののちパリに出て職を転々とする。ジャーナリストとして働きながら『ブリュールボア』でデビュー。『死者の食卓』でルノードー賞を、『名前のない町』でポピュリスト賞を受賞し、作家に専念。『緑の牝馬』は映画化もされ、その地位を不動のものとする。小説家のほか、戯曲『クレランバール』など劇作家としても活躍。1967年没

平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年千葉市に生まれる。早稲田大学文学部卒業。中央大学大学院修了。フランス文学翻訳家。『天国でまた会おう』で日本翻訳家協会賞翻訳特別賞を、『オペラ座の怪人』で日仏翻訳文学賞を受賞

ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県に生まれる。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』で産経児童出版文化賞美術賞などを『もうぬげない』でボローニャ・ラガッツィ賞特別賞などを『このあとどうしちゃおう』で新風賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

115
フランスの作家マルセル・エーメの短編集です。ユーモラスな洒落を効かしたお話が多く、現実離れした空想的なものもあり楽しめる。40年にわたる作家活動でフランスでは大人にも子どもにも人気があるそうです。父親が子供の作文を書いて先生に酷評されるけど、父親の前では最高点だったと嘘をつく「諺」と貧しい母親がいたずら息子に買ってあげる「七里のブーツ」、壁を自在に通り抜けることができるが最後に塀の中に閉じ込められる「壁抜け男」がおすすめです。パリ・モンマルトルには壁から抜け出そうとするエーメのモニュメントがあるそうです。2023/05/31

KAZOO

114
マルセル・エーメという名前は聞いたことがありますが作品は本格的には読んだ覚えがありません。ただ最後のこの本の表題ともなっている「壁抜け男」はアンソロジーで読んだことがありました。この本には6つの作品が収められていますが皮肉やエスプリが効いているものがいくつかあり楽しめました。またSF的なはなしもあります。2020/02/16

keroppi

79
【去れ、コロナウイルス!奇妙な味海外読書会’20】「壁抜け男」というタイトルから「怪奇大作戦」を思い出してしまうが、こちらは冴えない中年男の悲哀。その他の作品どれも奇妙な味がして、読後、心がざわついてしまう。子供たちの心に寄り添う前半の作品も好きだし、庶民の不思議な体験を描いた後半の作品も好き。特に、時間のずれを旅する「政令」がいいなぁ。2020/04/25

アナーキー靴下

71
まったく知らなかったエーメ、お気に入りの方の感想に惹かれ読んでみた。6篇収録。どの作品も、展開が鮮やかで目まぐるしい感覚だ。登場人物を皮肉たっぷりに評価し、唐突に役割を割り当てるようなストーリー運びながら、その役を演じさせられる登場人物の揺れる心、何とも形容しがたい丸ごとの心情のようなものが伝わってくる。特に印象的なのは「工場」で、ラストは少女漫画や少女向け小説でありそうな既視感。女の子の成長や変容を描く作品には、自分がちっぽけな子供で、世界を変えられない無力さを思い知る、というモチーフが多い気がする。2021/06/01

帽子を編みます

59
ユーモア小説のつもりで手に取ったのですが、思っていたのと違った印象です。乾いた皮肉、諦めみたいなものをイメージしていたのです。もっと生々しさがありました、家庭の支配者の嫌な父、工場労働で擦りきれそうな子ども、慎ましい母子家庭の子どもの悲哀。子どもがつらい気持ち、どうしても感情移入してしまいます。かと思えば、これは現実でないとわかっていながら見る夢のような情景。こちらは大人の理想だけではいかない諦めを含んだ生活が見せる夢でしょうか。枕元に置いて、また読み返したいそんなお話たちでした。2021/01/24

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