内容説明
貧しいサムライとして一生を終えるはずだったひとりの青年が、聡明な藩主や、志をもった友人たちと交わりながら、目標に向けて走り出す。そして、時代のうねりのなか、苦難を越えてとてつもない歴史ドラマの中心人物になっていく。明治維新、その光と影をともに生きた、魅力あふれる人間像を描く。残された言葉や行動を通して西郷隆盛の真実に迫る最新の評伝。
目次
第1部 試練のなかで(サムライの子;黒船の来襲;名君斉彬 ほか)
第2部 明治維新(家族との再会;沖永良部島;復活 ほか)
第3部 最後のサムライ(日当山温泉;廃藩置県;イギリスからの手紙 ほか)
著者等紹介
澤村修治[サワムラシュウジ]
1960年東京生まれ。千葉大学人文学部卒業。出版社で新書や選書の編集長を務める傍ら2010年より評伝と評論で著書を発表。文芸評論家、帝京大学文学部非常勤講師
フミカ[フミカ]
東京生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。