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内容説明
「この世は正しくて美しいものばかり」華よ色よ、こえてゆけ、尊厳なきしぼむ現実を。名作がスラスラよめる!世界文学旅行へお連れします。
著者等紹介
チェーホフ[チェーホフ] [Chekhov,Anton Pavlovich]
1860年ロシア・タガンローグに生まれる。破産した家を支えるため、モスクワ大学医学部入学と同時に、新聞や雑誌で執筆活動を始める。のち、本格的な文学に向かっていき、鋭い人間観察から描かれた多くの短編をのこす。また劇作家としても名高い。1904年没
小宮山俊平[コミヤマシュンペイ]
1950年長野県上田市生まれ。県立上田高校、横浜国立大学経済学部卒業。フリーのロシア語通訳者(会議通訳・同時通訳)、ロシア語翻訳家
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県に生まれる。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』で第6回MOE絵本屋さん大賞第一位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを『もうぬげない』で第26回けんぶち絵本の里大賞を『このあとどうしちゃおう』で第51回新風賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
61
図書館の児童書コーナーで見つけた本。ヨシタケシンスケさんのイラストの表紙に惹かれたチェーホフの短編集。人生の機微や愛について書かれていて、さて、これを何年生くらいが読んでどう思うのだろうかと思ってしまった。2018/09/24
美紀ちゃん
28
ヨシタケシンスケさんだぁと思い、手に取る。大きなかぶは、トルストイが作った話で、これはそのパロディだそうで、あとがきに書いてありました。確かに寒い話が多い。ワーニカが可哀想すぎて、泣ける。いたずらは、それいたずらなの?っていう感じで、オチが今ひとつ、難しい。子供わかるのか?2019/06/13
アナーキー靴下
26
チェーホフの短篇10作品を収録。「鋭い人間観察から描かれた多くの短編をのこす。」という著者紹介はまさにで、心にトゲが刺さったような読後感の作品が多かった。子供が読んだらおかしみを感じるかもだけれど大人な自分は直視したくない、かといって目を背けたくなるほどでもないような、甘くほろ苦い感覚。訳者あとがきで、読みにくいと言われるロシア文学を工夫して訳した、とあるが、本当にまったく何も感じないくらい読みやすかった。時代も国も越えてたくさんの作家に出会わせてくれるこのシリーズは本当に素晴らしいと思う。2020/09/08
空猫
26
シリーズ5作目。「かわいい女」こういう依存体質の女っているね。「少年たち」大いなる中二病。「オイスター」貝殻に乗ったカエル…。「接吻ー暗闇でほっぺにチュッ」題名からクスリ。「犬を連れた奥さん」嵐の前の…。「ジーノチカ」まったく初恋ってヤツは。「大きなかぶ」トルストイのパロディ。こちらの方が皮肉たっぷりで好き。「ワーニカ」お城の番犬と奉公人の少年は。「悲しくてやりきれない」誰か話を聞いてくれー‼。「いたずら」子供の頃のホンの出来心だよ、明日帰るし。訳が読みやすくてやはり挿し絵が最高♪2018/09/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
ヨシタケシンスケさんの絵じゃなければ手を出さなかった出会いです。短編集『 かわいいひと / オイスター / 少年たち~お兄ちゃんとおともだち~ / 接吻~暗闇でホッペにチュッ~ / 犬を連れた奥さん / ジーノチカ / 大きなかぶ / ワーニカ / 悲しくて、やりきれない / いたずら 』 チェーホフの大きなかぶのおはなしのあとには、ちゃんとした?(ロシアのおはなしの)大きなかぶのおはなしが載ってました。 5年生に冬休みの読書のための選書。2019/05/20