リフカの旅

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652200865
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1919年、ロシア兵の迫害をのがれアメリカを目指すユダヤ人の一家。12歳の末娘リフカは途中かかった病いのため一人ヨーロッパに足止めされる……。アメリカ入国までの困難と不安や夢を、故郷に残った大好きな従姉に宛てた手紙で綴る。2012年フェニックス賞受賞作。

内容説明

百年ほど前、一人のユダヤ人の少女がロシア・ウクライナの町を脱出した。めざすはアメリカ―どんなに厳しい状況にも希望を持ちつづける、12歳の魂のことば。カレン・ヘスが大叔母の体験を元に書きあげた、フェニックス賞受賞作品。

著者等紹介

ヘス,カレン[ヘス,カレン] [Hesse,Karen]
1952年米国メリーランド州バルティモア生まれ。メリーランド大学卒業後、ウェイトレス、校正者、臨時教員、ホスピスのボランティアなどを経験の後、YAに向けた詩や小説を書き始める。“Out of the Dust”(邦題『ビリー・ジョーの大地』)で1998年ニューベリー賞、スコット・オデール賞など受賞。1992年発表の『リフカの旅』で2012年フェニックス賞受賞。ヴァーモント州在住

伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年東京生まれ。青山学院大学文学部在学中から詩を発表。1978年現代詩手帖賞を受賞。小説『ラニーニャ』で1999年野間文芸賞新人賞受賞。『河原荒草』(2006年高見順賞)『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(2007年萩原朔太郎賞、2008年紫式部文学賞)などの詩集の他、カレン・ヘス『ビリー・ジョーの大地』の翻訳により2002年産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。カリフォルニア州在住

西更[ニシサラ]
1986年熊本市生まれ。カリフォルニア大学バークレー校環境生物学科卒業。カリフォルニア州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

91
1919年、ロシアの集団的迫害行為(ポグロム)から追われるウクライナのユダヤ人一家。故郷ベルディチェフからポーランドのモフィフ、ワルシャワへの列車の旅。途中チフスと白癬に罹った12歳のリフカは、家族からヘブライ移民援助協会に託され、ベルギーでの療養生活から一人遅れてのアメリカへ移住を果たすことになる。百年以上も前の話とはいえ、生命の危険からの避難をいまのウクライナの戦争と重ねて読むと、感慨はひとしおである。このプーシキンの詩集を携えたユダヤ人少女の一人旅は、著者の大叔母の体験がもとになっている。→2022/05/01

Nobuko Hashimoto

33
1919年、12歳のユダヤ人少女が、ロシアからアメリカへ移住する実話に基づく話。苦労の連続だが、ユダヤ人の相互扶助、支援体制の充実に驚く。/そういえば、1940年代にポーランドから逃げてきたユダヤ人が、リトアニアで杉原千畝に通過ビザを発行してもらい、日本に来たときも、ユダヤ人支援団体の神戸支部が滞在や第三国への渡航の援助をした。先日、そのユダヤ共同体跡地の石垣に案内板が設置されたとのこと。次は千畝めぐり神戸編だな!詳しくはブログに。https://chekosan.exblog.jp/30306547/2020/11/24

ぱせり

25
深く印象に残るのは、「好ましからざる移民」というレッテルのもとに「選別」される理不尽さ。後ろに下がれば殺されるしかない人たちをなぜ。主人公の少女が、目的地を「逃げるための場所」から「新しい人生を始める場所」と考えるようになる時の眩しさ。彼女の綴る言葉が記録から詩の創作へと変わることと重なる。言葉の偉大な力に心動かされる。2015/05/17

nanmatuko

16
ユダヤ人への迫害から逃れるため、家族とともにロシアからアメリカを目指す12歳の少女リフカ。様々な困難に出会うが、一人取り残されても最後まで諦めない勇気ある賢い少女。生徒に読んで欲しい本。(従姉妹への手紙文なので、はじめ少し違和感を覚えるかもしれない)時々出くわす'シャローム'に頭の中で??がいっぱいになる。後書きの用語解説を読んで初めてヘブライ語とわかったσ(^^;)用語解説がその都度あれば(ダビデの星なども)ユダヤについて知らない日本の子供にもっと理解しやすいのではないかしらと思いました)2016/02/15

Miho

12
作者の大叔母の体験をもとに書かれた作品。1919年、ユダヤ人の12歳の少女リフカは、ウクライナの町から脱出し一家でアメリカをめざす。故郷に残したいとこ宛に、道中の思いをプーシキン詩集の余白に記すという設定の書簡小説。章の頭にはプーシキンの詩が引用されている。旅の途中、リフカは疥癬に罹り、髪が抜けてしまう。女の子は結婚相手に選ばれるために外見が重視され、髪がないことがアメリカ入国の妨げになった。移民や、女性のモノのような扱われ方は、現代でも変わってない気がする。ただ、リフカの強さやユーモアが救いだった。2022/01/10

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