出版社内容情報
赤ちゃんくらげのくらのすけは、海デビューの日、大波がきて浜にうちあげられてしまった。水たまりにひとりぼっちになり、心細くてたまらなくなるが、あるものをおっかさんとかんちがいして……。人気の新作落語を絵本化した意欲作。
内容説明
今日はくらのすけの海デビュー。勇気をためす、おっきな世界がまってるよ。人気新作落語が絵本に。
著者等紹介
柳家喬太郎[ヤナギヤキョウタロウ]
1963年、東京都に生まれる。落語家。書店勤務を経て、1989年柳家さん喬門下に入門。2000年、真打昇進。古典落語のほか、新作落語と呼ばれる自作の落語の演目も数多い。寄席、落語会を中心に、テレビやラジオへの出演、雑誌連載、全国各地の学校公演などの活動を行う
大島妙子[オオシマタエコ]
1959年、東京都に生まれる。絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
19
喬太郎師は、この三題噺を即興で作ったのだろうか。今まで師の噺を聞いてこなかったことが惜しくなってきた。2020/08/13
ごへいもち
19
海の中で洗濯物を干すw2017/05/23
メープル
12
みかん、電気、水たまりの三つのお題をもらって作った『三題噺』として誕生したそうです。絵もお話もほんわかしてて最後のオチがよいです。2020/09/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
海デビューの日に、浜に打ち上げられた赤ちゃんくらげのくらのすけ。水たまりに一人ぼっちになってしまいます。落語絵本ですがちょっとホロリとくるおはなし。 ※外出自粛中の中メンバーと、いつもは選書しない分野に挑戦しように取り組んでます。高齢者向けの得意なメンバーが選書した子ども向け(赤ちゃんから小学生対象)の選書。これまで紹介した絵本は省いています。2020/05/01
ヒラP@ehon.gohon
7
落語絵本というけれど、何となく人情絵本です。 海から放り出されたくらのすけが、ミカンの皮を母親と思い、 電気ショックで悪者を撃退して頑張るくらのすけでした。 くらのすけの頑張りに応援したくなりましたが、「ひとかわむけた」というオチがなければ、落語の雰囲気はあまり感じられ ませんでした。2015/07/29