内容説明
白く光ものが、ゆっくり揺れている…。それに気づいたときには、もう遅い。体がいびつに揺れ、髪の毛が真っ白になり、やにわに頭部が爆発する。多発する奇怪な死が、人々を恐怖のどん底に叩き落とす。超能力探偵・井筒志門は、かがみ少年とともに謎に挑む!ノンストップ・ホラー・ミステリー。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重生まれ。1987年に「地底の鰐、天上の蛇」でデビュー。以後、ミステリーやホラーの分野で精力的に活動を続けている。その奇抜な発想、「恐怖」の描き方には、定評がある。また、俳人、翻訳家としても活躍し、著者ならではの鋭い言葉の感性がさまざまな分野で発揮されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
5
神さまってのはね、それに耐えられる人にしか試練を与えないんだ。2014/10/14
そのぼん
5
何だか解ったような解らんような感触の作品でした。人々が次々に変死していく…そんな始まり方でした。 キャラが濃い登場人物が多かったので、その辺は楽しめました。2012/03/28
深青
3
頭の髪の毛が真っ白になった後、頭部が爆発して死ぬという変死事件が発生。それに立ち向かう超能力を有する探偵と天才少年棋士と仲間達。ちょっとホラーな事件の展開の仕方だったり、主人公が超能力を持ってるところとかは結構面白かったし、「読者への挑戦状」がついてるのも楽しめた。が…ミッシングリンクが分かりやすかったなぁと思ったり、最後の展開がちょっと飛躍しすぎだろーと思った。2012/11/04
紫苑@低浮上
2
読んだのがだいぶ前で細かい事は全然覚えていないのに、ショックだったということだけ鮮烈に残っています。図書館
イカまりこ
1
YAコーナーにあった本で字が大きいから読みやすいかな、と思ったが数学と将棋に疎い私には入り込めなかった。いや、数学も将棋もそこまで物語には関係ないんだろうけど。2007年のネットって当時こんなだったっけ?それよりもっと古いような?猫って前足でアゴ掻くっけ?後ろ足じゃね?とか。おかしいと思った所に伏線があるのでは?と疑って読んだけど、何も関係なかったという。超能力探偵って設定は面白そうだったんだけどな。Ψのマークが悪魔の杖じゃなくプサイって読むって知れたことがメリット?読後、いろんな意味でモヤッとした。2016/11/19