内容説明
身の回りの自然に目を向けてみよう。自然環境は、人の営みの影響から、日々変化し続けている。写真家・宮崎学の最前線レポート。
目次
タンチョウ―絶滅の恐れはなくなったが
ウミネコ―海岸の化学ゴミで巣をつくる
アカミミガメ―お城のお堀のグローバリゼーション
エゾナキウサギ―氷河時代の置きみやげ
ショウドウツバメ―工事現場が快適な子育て空間
テラピア―北の温泉に生きるアフリカの魚
ハイタカ―オオタカより先に絶滅か?
タイワンリス―西日本に勢力を拡大中
ハクセキレイ―野積みの丸太のあいだで子育て
ツキノワグマ―キャンプ場でバーベキュー定食〔ほか〕
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1949年、長野県生まれ。精密機械会社勤務を経て、1972年、写真家として独立。中央アルプスのふところ、動植物に恵まれた環境を生かして動物写真を撮り続け、『けもの道』を中心とした哺乳類および猛禽類の撮影で独自の分野を開拓。自然と人間をテーマに、社会的視点にたった写真を発表し続けている。1978年『ふくろう』で第1回絵本にっぽん大賞、1982年『鷲と鷹』で日本写真協会新人賞、1990年『フクロウ』で第9回土門拳賞、1995年『死』で日本写真協会年度賞、『アニマル黙示録』で講談社出版文化賞受賞。2003年、第56回広告電通賞「ポスター広告電通賞」第一部門賞およびJR東日本ポスターグランプリ2003金賞受賞。長野県駒ヶ根市在住。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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