船乗りサッカレーの怖い話

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船乗りサッカレーの怖い話

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  • サイズ B6判/ページ数 353p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652079591
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

「あわれな船乗りを助けてくれないか」嵐の夜、その男はやってきた。全身ずぶぬれで、まるでたったいま海からあがってきたみたいだ。「恩に着るよ…嵐がおさまるのを待つあいだ、物語を二つ三つ聞かせるというのはどうだ?ただ、おれの話は子どもには残酷すぎるかもしれないが…」。

著者等紹介

プリーストリー,クリス[プリーストリー,クリス][Priestley,Chris]
長年、イラストレーター、漫画家として活躍。今もイギリスの新聞にマンガを連載中。2000年に作家としてデビューして以来、子ども向けのノンフィクションや小説を多数発表してきた。2004年には『Death and the Arrow』がエドガー賞ヤングアダルト部門にノミネートされた。ケンブリッジ在住

ロバーツ,デイヴィッド[ロバーツ,デイヴィッド][Roberts,David]
「Dirty Bertie」シリーズなど、数々の絵本を発表しているイラストレーター。ロンドン在住

三辺律子[サンベリツコ]
翻訳家。東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

131
この作家さんのシリーズ2冊目です。「モンタギューおじさんの怖い話」に続いてですが話し手が前回はおじさんでしたが今回は二人の子供に対してどこからかやってきた船乗りが自分の経験談をもとに話をします.結構怖い話が多いのですが、妹の方が話をどんどんせがみます。海洋奇談のような感じで11の話が収められていて前のシリーズよりも怖さがあるような気がしました。このシリーズはあと2冊あるようなので子供向けとは言いながらも楽しめるので読んでみます。2020/02/02

眠る山猫屋

73
今回の舞台はコーンウォールの寂れた宿屋、主人公はイーサンとキャシー。ふたりは嵐の中、薬を求めて出かけた父を待っている。そこへ訪れた青年サッカレー。怪談好きな兄妹に語る海にまつわる怖い話・・・。多岐に渡るバリエーションが飽きさせない。移民の少女ピロスカに憧れた少年水夫の物語が好きかな。『サル』の意外性や『ボートに乗った少年』の漆黒感も印象的。かなり残酷なシーンも多いし、結末は大概ブラック。それでも吸引力のある物語群だ。最終話『トリカブト』には、モンタギューさんも登場。兄妹に、安らかな眠りあれ。2022/04/29

Koichiro Minematsu

53
モンタギューおじさんに続き、本作は船乗りサッカレーが話す怖い話。船の上という逃げ場のない世界が恐怖感を増幅させる。児童書ですがナイスです。1話1話のクライマックスシーンは挿絵が入り、これがまたイメージ通りなんです。2022/09/17

星落秋風五丈原

49
ラストのおちがこわいですね。殺人かたつむりこわい。2018/03/18

アーちゃん

34
図書館本。「モンタギューおじさんの怖い話」と同じコンビの続編です。最後にモンタギューという名前の男性が登場するので、多分同じ人かと思います。内容は船にまつわる恐怖話なのですが、最後にしっかりとしたオチがあり、全体としても良い本となっております。児童書ではありますが、大人でも十分楽しめる本。ディヴィッド・ロバーツさんの挿絵が効果をアップしております。2017/12/08

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