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内容説明
妖怪だらけの大江戸で、かわら版屋として働く少年・雀。ちょっとした人助けが縁となり、竜宮へ行くことに。ただしそこは海の中ではなく空に浮かんでいるという。足のある(!)天空人魚に道案内されて、着いた先は…。
著者等紹介
香月日輪[コウズキヒノワ]
和歌山県に生まれる。「地獄堂霊界通信」シリーズ『ワルガキ、幽霊にびびる!』(ポプラ社)で日本児童文学者協会新人賞を受賞。『妖怪アパートの幽雅な日常1』(講談社)は産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞し人気のシリーズとなっている。大阪市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
41
今回は亀ならぬ娘さんを助けて、雀は空の竜宮城にトキメキのご招待を受けるの巻^ ^竜宮城はまるでラピュタのような空を飛ぶ(こともできるらしい)要塞。それを狙う悪者も現れ、ちょっと危ういです。そしてこの世界には、大江戸の他大浪速とか京都とか東北もあるらしい☆竜宮城の特産は空間を漂う美しい天空魚。そういえば昔、部屋の中をフヨフヨ動き回るオモチャが流行った気がする。なんだったけな?あれ(・・?)2015/06/02
秋製
20
今回の話は、酔っ払いに絡まれた少女とその祖母を助けた雀たち。妖狐の役者、秋蘭が大蛇(うわばみ)相手に呑み合戦。その縁で雀は、天空の竜宮城と呼ばれるところに招待される。2013/04/14
くぅ
18
行きたい行きたい!私も天空の竜宮城に行って天空魚を蚊帳の中に放ってもらって眠りたい!天空の竜宮から見るお月様ってやっぱり地上から見るより大きいのかなぁ。。それも見たいなぁ。でも今回の主役は蘭秋太夫だな(*´∀`)大盃で十升の一気飲みを重ね蛇男との飲み比べに勝っちゃうなんて、かっこいぃ!そのくせ酔ったふりして百雷さんに寄りかかるなんて♡素敵です(〃ω〃)2014/09/03
よっち
13
香月日輪さん著書の4冊目で、大江戸妖怪かわら版の第4巻。妖怪都市の住民たちが、唯一の人間にして、記者の、雀のかわら版を楽しみにしているのと同じように、香月さんの描く大江戸の世界を読むのがどんどん楽しみに。天空の竜宮城がまるで目に浮かぶような、想像力をかき立てる描写。読後に表紙を見なおすのも楽しみ。2012/02/25
anne@灯れ松明の火
13
東北関東大震災で被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。1人でも多くの命が救われ、1日でも早く復興されますことを願うばかりです。この4日間、震災の状況を伝えるテレビ・ラジオに釘付けで、読むのも新聞の方が多く、なかなか普通の本が読めなかった。今夜、ようやく読了。雀は問う。「俺が大江戸へ来た意味って……何なのかな」その答えは「意味があったと……それは、お前しか知らない」。この世に生まれた私たちも、「意味があったと思える生き方」をせねば……!2011/03/14