よりみちパン!セ
「怖い」が、好き!

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  • サイズ B6判/ページ数 153p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652078532
  • NDC分類 K388
  • Cコード C0330

内容説明

怖いとは、何か。どうして、何かを怖いと思うのか。―そして、恐怖をおぼえながらも、どうして人は、この世ならざるモノたちに「萌える」のか。あの世との境目からつかのま立ち現れるモノたちへ、うわさの伝奇・ホラー作家がかぎりない愛情と畏敬の念を込めて描く、私たちが忘れて久しい「豊かさ」と出会うための、身も心も震わす“恐怖教育”の一冊。

目次

序章 人生には、お化けが必要です。(「怖い」は、「楽しい」!;生きてること、を脅かされたら… ほか)
1章 ひっそり、うっすら。「境目」のこと。(お化けは、同じ屋根の下にいた;「たそがれどき」と「かわたれどき」 ほか)
2章 つきあっても、わかりあえない仲なのです。(キミほど、ままならないヤツはない!;出合っても、むやみに挨拶しないでね ほか)
3章 人の世はかくも狭く、せちがらい。(怪奇!カカトアルキ発見;「お化け」の瓶詰め? ほか)
4章 魑魅魍魎蠢く、この豊かな世界。(「名付け」という呪術;生者と死者とで守るルール ほか)

著者等紹介

加門七海[カモンナナミ]
東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了後、美術館学芸員を経て、1992年に小説『人丸調伏令』(ソノラマ文庫)でデビュー。以降、伝奇、ホラーなどの小説やエッセイ、ノンフィクションなどで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

74
加門さんの子供向けの「人以外のもの」について書かれたものですが私の様なものでも楽しめました。結構漢語が用いられていますがフリガナがついているので楽に読めます。子どものころからこのような本を読んでいたりするといろいろ楽しめていいのでしょうが最近は物質文化になってこのような環境も少なくなっていくのでしょう。まだまだ田舎には結構ここに書かれていることが存在したりするのでしょうがそれも少なくなっていくのでしょう。2022/05/22

たまきら

37
ていねいに分析された「怖い」です。いつも思うんですが、半端に知っていると怖いんですよね、ミツバチもスズメバチも、お化けも。まったく無関心か、きちんと分析するほうが面白い気がします。…ていうかオオスズメバチの怖さは知れば知るほど襲われないで共存する方法を導き出せる気がします。…でもやっぱ怖いけど。娘が加門さんの作品に興味を持っているので借りたんですが、五年生震え上がって表紙も見られず。読み友さんの感想から。2022/06/30

ちさと

34
人よりも少し「怖い」が好きな著者による「怖い」の考察です。恐怖は痛覚なんかより複雑かつ曖昧で「なぜ怖いか分からない怖さ」っていうのもありますよね。お化けや薄気味悪い隙間もそうだけど、私たちの周りは自分では説明できないもので溢れてる(オーブンの仕組みとか)。人間世界の認識の狭さや視野の狭さを自覚して「おばけもおばけなりの立派な理由があるのかも」と融通を聞かせるべしと書いてありました。読みようによっては少し哲学的で、少しオカルト的で、普段読まないジャンルの本でおもしろかったです。2019/02/13

夜間飛行

31
なるべく線を踏まないようにしている。白線であれ、マンホールの縁であれ、とにかく線らしきものは踏みたくない。自分でも理由はわからなかった。ところが本書を読むと《畳の縁や敷居の隙も、川などと同じように、お化けや神様が潜んでいる、恐ろしい「裂け目」とみなされました》と書いてあり、「あ、これかもしれない」と思った。加門さんは、怖いことを楽しむのが日本人の知恵だという。そういう国だからこそ妖怪がぞろぞろ生まれてきたのだろう。我々は年中行事や橋など境目を作り、そこを封印しながらも、同時にお化けと共存してきたのですね。2013/08/21

つらら@道東民

30
表紙がキモ怖くて素敵。人=子ども、お化け=大人と例えたのはうまいですね。子ども向けだからこそ、曖昧に済まそうとしてない姿勢も良い。ちゃんとした哲学の本でした。2014/03/13

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