バーティミアス―ゴーレムの眼

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  • サイズ A5判/ページ数 683p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784652077467
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

よぉ、またせたな!
あの落ちこぼれ魔人がパワーアップして帰ってきた!
待望のシリーズ第2弾はハリーの新作もブッ飛ぶ反則モノの面白さ!

あのクーデターから二年。ナサニエルは十四歳にして、国家保安省の補佐官になっていた。このごろ多発している、魔術師をねらったレジスタンス事件を解決するため、ナサニエルは再びバーティミアスを召還する。
しぶしぶながら引き受けたバーティミアスだが、ついにある爆破事件の犯人をつきとめる。それはかつてプラハで目にしたゴーレムだった! しかもゴーレムを影で操るものが、どうやらイギリス政府の要人の中にいるらしい。
一方、少女キティがかかわるレジスタンスが墓荒しをして、政府の大切な宝「グラッドストーンの杖」を盗み出す事件も発生した。ナサニエルは、杖をもって逃走したキティを追跡する。バーティミアスの助けを借り、杖を奪い返そうとしたとき、そこに現れたのが、骸骨姿のアフリート。さらには、巨大なゴーレムが!?「グラッドストーンの杖」をめぐって、三つどもえの壮絶なバトルがはじまる……。この戦いに最後に勝つのは誰? そして、事件の背後にちらつく強力な黒幕の正体とは……?

内容説明

“サマルカンドの秘宝事件”から2年、ロンドンの街はたびかさなる爆破事件に悩まされている。魔術師の支配に抵抗するレジスタンスのしわざなのか?若きエリート魔術師となった14歳のナサニエルは、捜査にのりだした。首謀者と目されたのは不思議な力をもつ少女キティとその仲間だった。魔術師に恨みをいだく彼らは、墓地に眠る“グラッドストーンの杖”を狙っている。無策な上司にかわって“妖霊による夜間パトロール”を指揮するナサニエルだが、たよれる妖霊がいない。悩んだ末、彼はふたたび、あのバーティミアスを召喚する…。いっぽう、正体不明の凶悪な化け物が、ロンドンを破壊しはじめた。何者かが、土くれの巨人ゴーレムの目に呪文をふきこみ、復活させたのだった。

著者等紹介

ストラウド,ジョナサン[ストラウド,ジョナサン][Stroud,Jonathan]
イギリス、ベッドフォード生まれ。7歳から物語を書きはじめ、子どもの本の編集をしながら作家になる。2003年に発表した『バーティミアス:サマルカンドの秘宝』は世界31カ国でベストセラーとなり、映画化も決定。日本でも大ヒットとなった。現在はデザイナーでイラストレーターの妻とロンドン郊外に暮らす

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山生まれ。法政大学教授。翻訳家

松山美保[マツヤマミホ]
1965年長野生まれ。立教大学文学部英米文学科卒業。翻訳家。横浜在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

28
人、魔術師、妖霊・・・。根底の義は共通項。キティが問う大義。自然に醸しだされる言動に、周囲も心が揺れる。Hard/Softも活かし方次第。国籍や人種などに影響されることのない不変の価値観。ここが鍵!ヤコブのお婆さんの贈り物は、歴史を踏まえて未来をキティに託す想いだったのかもしれない。好対照の生き様のナサニエルとキティ。繋ぐバーティミアスの(人間性ではなく)妖霊性が秀悦。脚注が粋!口数多いけど、根はいい奴だぁ。(笑)2014/10/11

深青

15
シリーズ2作目。ナサニエルが鼻持ちならないヤツへと成長していく!大人の世界で急いで大人になろうと頑張っているんだろうけど、あんまり背伸びしすぎなくてもいいんじゃない?といいたい。でも、キティとの出会いが何か大きな変化をもたらしそうな気がするんだよね。キティ、いい子だ。バーティミアスとキティの会話が特に印象的だった。今回もバーティミアスの減らず口と文章下のツッコミ解説は変わらずでした。全部引っくるめて面白かった!ゴーレムを操ったり、レジスタンスを操った黒幕は誰なんだろう?2015/06/22

くろり - しろくろりちよ

14
【購入】『バーティミアス』二冊目。最初の師匠の死。それから出世したナサニエルが、自意識過剰で鼻もちならないやつになってて、なんてナマイキ!次々起こるキティを始めとした<<レジスタンス団>>が起こす事件に翻弄され、対決して…。ゴーレムが蘇りまた一乱。ドキドキして、やっぱりこのファンタジーの世界感はすごい!残酷は残酷な描写もあるけれど、それが嘘っぽくなくて好き。最終巻にも期待!!2012/03/21

鏡也

12
相変わらずのページ数と大きさで、読んでいたらドン引きされましたw 本自体は読んだことがあったのですがストーリーは、うろ覚え。久々に読めて楽しかった。バーティミアスは、口撃するところ敵なし!2016/09/12

呉藍

12
エリート街道驀進中のナサニエル。若くして将来有望と期待とやっかみ半々の毎日。うーん……なんていうか、悲惨? 少年の可愛さもどっかにポイしたのか、嫌な奴、くらいにしかなってないじゃないかっ。変わらないバーティミアスの魅力で救われてるのかも。純粋一途な役はキティに任せるとして、今後の魔法界はなんだか先行き暗い感じでしょうか。2011/02/05

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