出版社内容情報
ヴァイオレットは妖精好きの孤独な少女。血のつながらないハンサムな兄とは微妙な関係。ある日、美しい娘が転校してきて、この兄妹に興味をもちはじめる。現代のおとぎ話。 小学校高学年～中学生
内容説明
学校の友だちは心が通わない。大好きな兄には暗い秘密があった。そして、すてきな転校生が現れたが…ひっこみじあんの少女と妖精画家との不思議な関係を縦糸につむがれる、現代のフェアリーテイル。
著者等紹介
ウィルソン，ジャクリーン［ウィルソン，ジャクリーン］［Ｗｉｌｓｏｎ，Ｊａｃｑｕｅｌｉｎｅ］
１９４５年イギリス生まれ。ジャーナリストを経て作家に。児童書を中心に英国で約７０冊以上の本を出版し、毎月５万部を売り上げる。『バイバイわたしのおうち』（偕成社）でチルドレンズブック賞、『ふたごのルビーとガーネット』（偕成社）と『Ｌｉｚｚｉｅ Ｚｉｐｍｏｕｔｈ』（未邦訳）でスマーティーズ賞を、『Ｔｈｅ Ｉｌｌｕｓｔｒａｔｅｄ Ｍｕｍ』でガーディアン賞を受賞
尾高薫［オダカカオル］
１９５９年北海道北見市生まれ。国際基督教大学卒業。東京都江戸川区に三人の子どもたちと住む
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感想・レビュー
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トラ
2
ところどころにある妖精の挿絵のおかげで、特別な何かが起こりそうでわくわくするが…。起こらない(笑)意外と現実的なお話。2010/06/12
hagu
2
ジャクリーンウィルソンさんのなかで一番好きな本です。最後のシーンがとても好きです。特に悲しいシーンでもないのに、泣けてきてしまいました。とっても感動した一冊です。2009/10/22
杠
1
一番好きな児童書かもしれないです。小学生の時に何度も読みました。大人になった今、再度読んでも友人や家族とのゴタゴタは共感できる部分がたくさんあってやっぱり面白いです。読みたくなるたびに図書館から借りていましたが、ちゃんと購入してずっと手元に置いておこうと思います。2019/07/31
ヴェルナーの日記
1
本作は、今までの著者の作品と比べ、一線を隔した作風になっている。それは主人公の性格設定の違いによるものだと推論する。以前の作品では、主人公の性格が内向的思考型か、感情型であったのに対し、本作の主人公(ヴァイオレット)は、外向的感覚型に類する印象が高い。このタイプの人は、物事の判断を主観ではなく、外部からの感覚によって判断する傾向にある。その証拠に彼女は視覚を奪われることに過敏な反応する(目かくし鬼という遊びを嫌なこと）。さらに精神的負荷が掛かるとパニックを引き起こす。この違いが作品に反映している。2013/10/08
チクタク
1
当初、どういう展開になるのか全く予想がつかなかった。2013/04/02
