内容説明
“義理のパパ”なんて、どいつもこいつも大きらい!ママとのふたり暮らしが、五人家族になってしまったリジーは、話すことをやめてしまう。ところが、気むずかし屋だと思っていた義理のひいおばあちゃんが人形を集めていることを知り、ふたりはヒミツの約束をするのですが…。おいしい紅茶がみんなの心をとかしていく、心温まるおはなし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
4
本著作者ウィルソンの作品は、主人公を中心とした内面(何を感じ、どう考え、どうのよに行動するか)に、重点を置いた構成になっている。しかも彼女の作品には円満な家庭は出てこない。片親だけだったり、両親が居らず祖父母や里親・継父や継母との家庭であり、その環境の変化に対処して主人公の視点が描かれる。現代におけるイギリスの家庭環境をテーマに捉えた内容は、社会的メッセージ性にも富み、ただの児童文学としてではなく、文学性のある作品が多い。もちろん本作も例外でなく、継父とその連れ子との軋轢を取り扱った作品だ。2013/08/25
チクタク
3
ジャクリーン・ウィルソンの作品には、人形やぬいぐるみが小道具としてよく出てくるが、本作はそれが巧く使われていて良い。2013/02/01
アキ
2
原書。親の再婚に対するリジーの精一杯の抵抗に、胸が痛みそうだが、継父の辛抱強さとかわいいイラストに助けられる。義理のひいおばあちゃんが怖そうだがいい人で、親戚の年寄りが持つ避難所的な力がたのもしい。危機が訪れるが後味のよい終わり方も好きだ。2015/07/01
まほ
1
リジーがおばあちゃんと一緒に秘密のティパーティ。どんな秘密をしたのかな。2010/07/14
ピコ
0
借り読。