内容説明
はりつけの刑にさた兄と妹。妹思いの兄長松は、死の直前ベロッと舌を出し、妹を笑わせようとした。
著者等紹介
斎藤隆介[サイトウリュウスケ]
1917年東京に生まれる。明治大学文芸科卒業。新聞・雑誌記者を経て著作活動に入る。1985年没
滝平二郎[タキダイラジロウ]
1921年茨城に生まれる。16歳から漫画を描きはじめ、木版画や切り絵で個性的な画風を確立
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感想・レビュー
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かおりん
24
童話集。書名を知っているのは、ベロ出しチョンマ、モチモチの木、ソメコとオニ。ソメコとオニは少し前に絵本で見てほのぼのした。「ベロ出しチョンマ」長松は妹をあやす時に眉毛を下げベロを出す。父は年貢の直訴にいき長松親子は処刑されることになる。処刑場で妹におっかなくないとベロを出し槍で突かれる。「モチモチの木」5歳の豆太は臆病。モチモチの木に夜、灯が灯るのを一人でみる日、爺様が倒れ、怖さをおして医者を呼ぶ。爺様が元気になると夜に便所に起こす豆太。笑2023/06/28
miyukkey
1
最初おもしろそうなタイトルにひかれて買ってもらったけれど、読んでびっくり!!あまりのむごさに涙しました・・・素晴らしい、大人になっても好きな一冊です
もにか/monika@横浜市(神奈川県)
1
なぜかこの作家の本をよく読んだ少女時代であった。2011/05/17
はる
0
辛い話が多いです。2016/02/06
ロバパン
0
「注文の多い料理店」に続いての児童書ですが、こちらは方言の表現がすごくきれいでした。暗く重い話が多いですが、方言の力によって暗く重いが少しは緩和された気もします。2011/03/04