内容説明
皆さん、こんにちは。任恩敬(イム・ウンギョン)です。この本を通して、澄んだ瞳をもった皆さんに出会えて本当にうれしいです。私たちの住む社会は、障害者たちが差別を受け、苦労や貧しさの中で暮らすことの多い社会です。私はそうした事実をあまりにも幼いころから体験してきたため、成長しながらも心に多くの傷を受けました。けれど、私はそのような中でも夢だけは失いませんでした。いつか、私と同じような立場にいる人々、そして障害者たちに希望を与えられる人になるのが私の夢です。そんな夢がかなうように、彼らに勇気を与え、友人として受け入れてくだされば、それ以上に望むことはありません。
目次
第1話 お母さんは私の味方じゃないみたい
第2話 ポッキを作って食べて、叱られて
第3話 古いクマのぬいぐるみ
第4話 お母さん、運動会に来ないで
第5話 授業中に掛かってきた電話
第6話 ようやく訪れた機会
第7話 タレントへの道
第8話 かわいそうなおじいさん
第9話 ウンギョンの夢
著者等紹介
コジョンウク[コジョンウク]
成均館大学国文学科大学院卒業。文学博士。幼くして小児麻痺を病んだ氏は、1級肢体障害者として車椅子なしに動けない身でありながら、韓国障害者連盟(DPI)理事と韓国障害者人権フォーラムの副会長として活躍し、障害者が差別されない社会を作るために努力している。文化日報新春文芸に短編小説が当選して作家となり、最近では障害者を題材にした童話を数多く発表
ウォンユミ[ウォンユミ]
ソウル生まれ。ソウル大学で産業デザインを専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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