内容説明
わざわいから守ってくれる木として日本人のかたわらにいつもいた松の木。昔は里山の大切な資源として大事にされ、人と共生していました。なつかしい日本の風景にかかせない木。
著者等紹介
ゆのきようこ[ユノキヨウコ]
1950年東京に生まれる。千葉大学理学部生物学科卒業。植物生態学を専攻。現在は自然観察会の指導、自然についての執筆活動を行っている
阿部伸二[アベシンジ]
1975年青森県に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業。デザイン事務所カレラのイラストレーターとして雑誌、書籍装画やCDジャケットなどで活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
38
クロマツといえば防砂林、アカマツといえば松茸。松ぼっくり。盆栽。松脂ロウソクやたいまつ。刀鍛冶や墨絵の画材にまで。松は昔から日本人にとって特別で大切なものということが良く分かった。『ときはなる松のみどりも春くればいまひとしほの色まさりけり/和漢朗詠集/松/427』松は和歌にもたくさん詠まれている。2020/10/04
鴨ミール
30
図書館の児童書のリサイクルコーナーで発見しました。なんか渋い絵本!と思って、ペラペラ見ていくと、ちょっと面白いかもと思い、頂いてきました。墨の原料に松材を燃やしてできた「すす」が使われているとは驚きですし、どうやって作るのか見てみたくなりました。表紙と裏表紙の見返しが松葉の絵で可愛い。
る*る*る
20
新年になる前に読んでよかった〜♪「松」の強さを知る。…トゲトゲの葉を持つ松は、悪いものを遠ざける力があるとされてきた。正月の門松や門下ぶりの松の願いがわかる。阿部伸二さんの絵も好き♡綺麗で、よーく見るとお茶目な絵が所々に入ってる♪( ´▽`)2014/12/31
どあら
13
図書館で借りて読了。松の種類や使い道など色々なことが詳しく書かれています。絵が見やすくて文字も少ないけれど、ページ数は多いです。(8分13秒、高学年向き)2018/04/16
たまきら
12
しぶ~い!オカンが夢中になってみましたとさ。オタマさんは無反応。2015/08/07
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