出版社内容情報
鹿島先生が一年一組の子どもたちにもたせた「あのね帳」から楽しい詩や言葉をえらんで写真をそえた、笑いと涙のベストセラー。 小学校低学年~中学生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
122
再読、何度目だろう。そのたびに自分の失った感情を呼び起こしてくれる。いや、失ってはいない、ちょっと忘れていただけだ。子どもの素直な新鮮な思いが真っ直ぐ伝わる。こんな気持ちを引き出せる先生が今、いるかな?いて欲しいな。次はいつ読むだろう私。2017/09/16
あじ
34
子どもだった当時は読み流していただろうに、皮肉なものですね、今になって子どもたちの真理観(感)にいちいち躓いてしまうんですから。◆小学校の担任が愛読していた忘れられないタイトル。風の便りに亡くなった事を知り再読した。せんせいの授業が好きだった。色々思うところはある、、子どもながらにつっかえたこととか。せんせいが描く生徒への理想があったってことは、当時の私でも感じていたほどに。2021/01/24
ヒラP@ehon.gohon
27
前にヨシタケシンスケさんの絵で読んだものと同一内容だと思うのですが、子どもたちの写真とセットで、人間味ある図書になっています。 後半の鹿島先生と灰谷さんの座談会で、子どもたちが障がいや民族やさまざまな問題と向き合うっている姿が強く感じられ、何度か詩を振り返りました。2024/09/13
かまる
27
【一年一組せんせいあのね/灰谷健次郎 】 “おとうさんはこめややのに あさパンをたべる“ 一年生の子どもたちが、ピュアな疑問や日々の出来事の感想を無垢な顔で問いかける。こんな顔で聞かれたとすると、自分は咄嗟に何と答えるだろうか。悩む時点で、彼らの満足する答えでは無い気がする。絶版で手に入りにくいが、ときどき読み返したい本。2022/08/13
としあきオルタ
27
子どものじゆうなきもちをかいた「先生あのね」。しょうわ53~54年の一年生のししゅうと先生たちのきょういくろんのにぶこうせい。子どものおもったことを「あのねちょう」にかいて先生によんでもらう。おとなにないめせんでくすっときたり、はっとさせられたり。「ねるときはもっとおきたいのにおきるときはもっとねたい」「しごとやべんきょうのなかにもたのしみがあるんやな」子どものほうがへんけんがなく、ほんしつをとらえていることもあるかもしれない。そんな子どものじゆうをみとめて、のばせるおとなになりたいです\(^o^)/2017/02/25