内容説明
親しみやすい言葉で幅広い世代に愛されている詩人、まど・みちおの選詩集。子どもたちから大人まで、すべての人に読んでもらいたい…そんな想いをこめて贈ります。
目次
やさしいけしき(こんなにたしかに;やさしいけしき ほか)
よかったなあ(よかったなあ;リンゴ ほか)
なにもかにもが(つぼ・1;スリッパ ほか)
いま!(きんの光のなかに;はっとする ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめ
14
「ぞうさん」「おさるがふねをかきました」などで知られる、まどみちおさんの詩集。これは、大人向けかなと思いました。(漢字にルビがついていないところも、いくつかあります。)とても新鮮で、まどさんの感覚の鋭さにただ感心するばかりです。図書館で読みましたが、手元に置いておきたい一冊になりました。読んだ自分まで、優しくなれそうなそんな気持ちにしてくれる、まどさんの優しい言葉がたっぷりの本です。2014/06/07
ムフィー
7
やさしい言葉で紡がれているのに、こんなにも深いところをついてくる、涙があふれる詩集は今のところ他にない。この詩集を、静かな心で読める時は、自分の心の状態がいい時である。2016/01/25
おず
6
「よかったなあ」が収録されていたので借りてみた。自然への気付き、まどみちおさんのこの感性ってやっぱり素晴らしい。シンプルなことばで、こどもにもおとなにも色々な伝わりかた、感じかたができる。「よかったなあ」がやっぱり一番好きだけど、「落ち葉」もよかったなあ。2014/12/14
Yuko
5
こちらも整理の途中で出てきた詩集再読:まどさんの世界、あったかくて、いいなぁ。2015/12/29
仮名
4
まど・みちおさんの詩選集。まどさんの詩は読んでいて心が透き通る。言葉の一つ一つに触れるごと、自分の中に染みついたいろいろな余分が剥がれていって、この世界のすべてに目を見開いていた、そんな生まれたままの心に戻っていく気がする。生きていることのすべてに、在るということのすべてに驚きたくなる。「ここは宇宙の どのへんなのか いまは時間の どのへんなのか」2011/11/12
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