内容説明
NHKスペシャル「ふしぎがり~まど・みちお百歳の詩~」全国放送で日本中に感動が広がっています。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「1ねんせいになったら」から宇宙・いのちの詩まで、『まど・みちお全詩集』1200編から生まれた珠玉の175編。
目次
1 やさしい景色
2 うたううた
3 宇宙のこだま
4 もののかずかず
5 ことばのさんぽ
6 いのちのうた
著者等紹介
まどみちお[マドミチオ]
本名・石田道雄。1909年2月、山口県徳山市(現・周南市)に生まれる。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」などの童謡を次つぎと発表。1994年国際アンデルセン賞作家賞受賞。川崎市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猪子
6
詩は苦手なのに定期的に読みたくて手に取ってしまうのは何故なんだろう。感性が試されるふわっとした詩が特に苦手…というか印象に残すのが難しくて、読んだ瞬間から言葉が抜け落ちてしまう。さすがのまど・みちおさんの作品でも抽象的だと印象には残らないけれど分かりやすい『ことば』や『どこの どなた』や『いい家』などは面白かった。そして、またしばらくしたら誰かの詩の本を読むんだと思う。2018/08/30
アキナ
5
息子の夏休み中の音読課題として用意しました。じーんと来たり、くすっと来たり、子供の声で読んでもらうのにはぴったりです。2015/08/19
マカロニ マカロン
3
個人の感想:A。先月(2014/2/28)に104歳で亡くなったまど・みちおさんの詩集の中から175編をまとめたもの。まどさんと言えば数々の童謡の作詞者として有名ですが、日ごろあまり詩を読まない私にも、しっくりくる作品が多数あります。その中から、私が最もスケールの大きい詩と思ったのは、”ミミズ”。「シャツは ちきゅうです ようふくは うちゅうです ---どちらも 一まいきりですが」・・・説教臭くなく、地球の大切さを教えてくださいます。この他、言葉遊びの要素がつまった”ことばのさんぽ”も楽しい。2014/03/29
ももんが
3
どうしたらこんなにすばらしい感性が持てるんでしょう。大人なのに・・・。まどみちおさんの詩はホントに大好きです。この本は100の詩が載っているのかな。数えてはいませんが、表紙に100詩集と小さく書かれています。図書館でかりましたが、こんなにたっぷりあってすべての詩が素晴らしいので是非買って手元に置いてなんども読み返したいです。2011/05/23
げん
2
「宇宙のこだま」の章が特にいい。この、いい、感じを言葉にできないことがもどかしい。全て読み通すことで、まどさんの感性が目から心にしみこんでくる感じ。2012/06/05