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出版社内容情報
村人から〈黒いギャング〉とよばれ憎まれるカラス。そのカラスにも餌場をめぐるはげしい戦いがある。共に生きることを考える話。 小学校低学年~小学校中学年
内容説明
村人から“黒いギャング”と呼ばれ、おそれられているカラス―。その大群が、今日も村里をおそいました。パイナップル畑をあらされ、にくしみにこぶしをふり上げる少年健太。ヒナをさらわれて、泣きさけぶ少女の悠子。にくんでも、にくみきれないカラスどもの横暴!村人の怒りをはらそうと、猟銃を肩に森に入っていく狩人の房吉。その房吉の見たものは、餌場争いに血を流す、動物たちの死闘でした。人間によって森を伐られ、道路がはりめぐらされ、追いやられた場所で生き残るためには、サルもシカもイノシシも、戦いつづけなければならないのです。カラスだって、例外ではありません。にくみ合い、傷つけ合い、血を流し合って守る“いのち”とは、いったい何なのでしょうか…。屋久島の大自然を舞台に“いのち”のドラマが、優しく語られていきます。
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